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2007年12月26日

ウイルス性イボのいろいろ

ウイルス性イボには、3種類あります。
1.尋常性イボ
手、足に出来ることが多いのですが、にもできることがあります。

icon76治療
液体窒素(ドライアイスの液体バージョン)で1~2週間おきに治療をしたり、顔面などの場合、炭酸ガスレーザーで焼灼治療をすることもあります。顔面の場合は治りが早いのですが、足底、爪周囲にできたイボの場合、根治までには時間がかかることが多いものです。
この他の治療としては、グルタルアルデヒド塗布や、ビタミンD外用薬の塗布などもあります。
2.青年性扁平イボ
顔面にできるイボで平で光沢のあるイボです。

icon76治療炭酸ガスレーザーで目立つ部位を焼灼したり、ヨクイニンを内服したりします。
3.水イボ(伝染性軟属腫)
子供の体、顔にできることが多いのですが、まれに大人にもできます。
水が好きなイボなのでプールなどで器具を介してうつることがあります。


icon76治療:せっしで内容物をつまみ出します
4.尖圭コンジローマ
陰部、肛門周囲にできるイボで、性交などでうつります。見つけたら、早めに、皮膚科などでの治療を行いましょう。
icon76治療炭酸ガスレーザーで焼灼したりします。治るまでは、性交は慎みましょう。

icon76いずれのイボも放置すると増えることが多いので、発見したら早めの皮膚科での治療をお勧めします。
ただし、1.2.3のイボはイボに対する自己免疫を獲得すると自然に治りますが、いつ自己免疫を獲得できるのかははっきりしていません。
  


Posted by yoshiko at 23:55

2007年12月18日

魚の目、タコ(皮膚科ミニ知識)

皆さん、魚の目とタコの違いはわかりますか?

魚の目
皮膚の内部に向かって、楔形に角質が増えたもので、歩行時などに痛みを伴います
タコ
角質が皮膚の外部に向かって、扁平に増殖したもので、通常痛みは伴いません
しかしながら、いずれも長期間、圧迫などの物理的刺激を受けた部位にできる、皮膚を守るための角質の増殖です。
icon76原因
 足にできたものの場合、靴がきつかったり、ヒールが高くて前方で体重を支えている場合や、足の形や、足の骨の形により、靴をはくとあたりやすかったりすることが多いものです。座りだこやペンダコなどもありますが、いずれも繰り返し物理的刺激が加わったのが原因です。
icon76治療
icon99タコの場合は、スピール膏などの皮膚の角質を柔らかくするテープを数日間患部に貼り、角質がやわらかくなったところで皮膚科で削ります。
icon99魚の目は芯があるので、メスで芯の部分をくりぬいたりします。
いずれにせよ、また圧迫の刺激が加わると再発するので、足の場合、靴などを見直すなどの、できないようにする工夫が必要です。
icon76注意点
足底では、これらとよく間違えられるものにウイルス性のイボがあります。
イボは放置すると増えることが多いので、よくわからない場合は皮膚科の診察を受けられてくださいね。face01
  


Posted by yoshiko at 23:16

2007年12月12日

刺青の治療

刺青には2種類あります。
1.外傷性刺青
けがをした時、砂などの異物が混入して、刺青状になったもの。
または、鉛筆の芯を刺してしまい、刺青状になったものなど。

2.刺青、アートメーク
ファッション性などを求めて入れたもの。

なんとなく入れてしまった刺青や、けがの跡の刺青で悩んでいる方もおられると思います。

治療としては、
1.レーザー
Qスイッチレーザー、特にQスイッチYAGレーザーが効果的です。
 黒色、灰色、青色などに特によく効きます。
これらの単色の刺青の場合は(アートメークも含め)、Qスイッチレーザーをお勧めします。
レーザー前後の写真です。




 QスイッチYAGレーザーは、赤、紫、オレンジ、茶色などにも効きますが、効果のほどはテストして確認します。
 色素の入り方、色の種類などにより治療回数は異なります。
また、広範囲の刺青の場合、時間と費用がかかる上に、完全には元の模様が消えない場合もありますので、このような場合は、刺青部の切除などの手術などの方が、効果的かもしれません。

2.手術
 刺青の部分の切除が可能なら、切除して縫うと1回で治療が終わります。
 しかし、1回で縫い縮めることが不可能な場合、数回に分けて切除したりします。
 とても広範囲の場合には、刺青部の皮膚を削り、植皮術を行うこともあります。

icon76以上が一般的な刺青の治療です。悩んでいる方は、レーザーを取り扱っている皮膚科、形成外科に相談してみられてくださいね。face02
  


Posted by yoshiko at 11:38

2007年12月03日

ミニ知識(粉瘤)

全身のどこにでもできる皮下の腫瘍(できもの)です。

例えば、顔、背中、ソケイ部、足といったところに出来ます。

原因:皮膚の一番外側の部分(表皮)が、皮膚の深層に入り込んでしまい、本来表皮の角層がはがれ、アカとなって皮膚の外側に落ちるものが、皮膚の中にたまってしまい、できた腫瘍です。

治療:
1.感染を起こしていない場合
腫瘍が、赤味、痛みなどない状態では、袋ごとできものをとる手術をします
大きさにもよりますが、小さなものの場合、外来小手術で30分程度で手術は済みます。
2.感染を起こしている場合
 痛みがあり、できものの表面がやわらかくなって、場合によっては、粥状の臭いのする内容物が自壊してでてくることもあります。
 こうなると、炎症が袋の外側にまで及んでおり、手術しても完全にとることは難しく、再発しやすなります。
 このような場合は、一旦皮膚を切開し膿を出し、抗生剤を内服し、炎症を落ちつけてから、後日、また塊として触れるようになってから、手術を行います。  


Posted by yoshiko at 23:21