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2008年07月28日

真夏のスキンケア

益々暑い日々が続きますが、皆さんいかがお過ごしですか?
本日は、この時期のスキンケア、注意点についてお話しますface02
1.日焼け止めは念いりに塗りましょう。
 通常の生活ではSPF20~30程度のものを、日差しの強いところではSPF30~50程度のものをきちんと塗りましょう。2度塗りするぐらいきちんと塗ってください。
 日焼け止めは紫外線が肌に到達する最後の防御手段にて、日傘、帽子はできるだけ使用してください。日焼けどめの効果を過信しないように。 
 日焼け止めは2時間程度しかもたないので、汗をかいたり、日差しの強い所で過ごす場合はまめに塗り直しましょう。
2.水分をきちんと取りましょう。 
  汗で水分が奪われるので肌にもよくありません。汗程度の塩分が入った水分(ポカリスエットなど)をまめに補給しましょう。
3.うっかり日差しをあびてしまった場合には

 ほてりなどがある場合は保冷剤などをタオルにくるんでクーリングしましょう。
 肌に赤味、ほてり、刺激感、水疱などの異常がある場合には、化粧水、クリームなどの使用を控えましょう。(使用すると余計に悪化することが多いものです。)
 赤味が強い、ヒリヒリする、水疱ができているなどの症状がある場合は、日光皮膚炎の可能性がありますので、早めに皮膚科を受診しましょう
4.うっかりしみができてしまった場合には 

 肝班が濃くなった場合はトランサミン、ビタミンCなどの内服が有用です。
 そばかす、老人性色素班、光線性花弁状色素班(背中、肩などの色素班)が出現したり、濃くなった場合は、日差しが弱くなった時期(秋以降)に、レーザー治療や、積極的な外用治療(トレチノイン、ハイドロキノン治療)などを行うとよいでしょう。 
 とにかく、予防が一番ですので、日焼けしないようにしましょう!
  


Posted by yoshiko at 16:02

2008年07月23日

水虫がうつらない対策

 この時期水虫で悩んでいる方も多いと思います。自分が水虫になった場合、家族にうつしてしまわないか心配だったり、逆に、家族に水虫の人がいてうつされないか心配している方も多いでしょう。
 今日は、そんな方々に、水虫をうつさない、うつされないためのアドバイスをしましょうface02



1.1日1回は足の裏、足のゆびの間を丁寧に洗いましょう。
 靴を脱ぐ環境では、誰にでも白癬菌がつく可能性があります。ストッキングや薄手の靴下を履いていても白癬菌は足の皮膚についてしまいます。
 白癬菌が付着することを恐れるよりも、ついてしまった白癬菌が皮膚の角層内に侵入する前に洗い流してしまいましょう。
 icon76ここで注意!。丁寧に洗うと言ってもゴシゴシ洗っては逆効果です。なぜなら、足に小さな傷がつくとそこから白癬菌をもらいやすいからです。軽石やナイロンタオルの使用はやめた方が無難です。石鹸などで軽く洗いましょう。
 皆さんも、飲食店、プール、ジム、温泉、病院などに行って靴を脱いだ場合は、その日の内に足を洗いましょう
2.むれにくい靴を履きましょう。
 湿度が高いほど、白癬菌は角層に侵入しやすいことがわかっています。ビニール靴などの通気性の悪い靴は履かないようにしましょう。サンダルや下駄などが良いでしょう
 また、一日はいた靴は汗でしめっていますので、同じ靴を毎日履くことはやめ、異なる靴をローテーションしながら履き回しましょう。使用した靴は、風通しのよいところで陰干ししましょう。
3.家族に水虫の方がいる場合は、まめに床を掃除しましょう。
 白癬菌が一番いるバスマットは共有しないようにし、患者のバスマットはまめに洗濯しましょう。
 床にも白癬菌が付着していますので、掃除機をかけ、しっかり絞った雑巾で拭くなどもよいでしょう。
4.履物を共有しないようにしましょう。
 スリッパ、靴は人のものは履かないようにしましょう。
5.水虫を持っている家族にきちんと治療をしてもらいましょう。
 家族で励ましあって是非根治しましょう。
それには、自己判断するのではなく、あやしい方は皮膚科で白癬菌がいるか顕微鏡でみてもらい、きちんとした外用治療ほかをおこないましょう。
 

  


Posted by yoshiko at 00:03

2008年07月16日

にきびに似た疾患(顔)

今日は一見にきびに似ている疾患をお話します。face01
似ているのですが、病態や治療法は異なります。
1.毛包炎

毛穴に赤味がでたり、膿がたまります。かいた傷や、汗や、ステロイドの外用などが原因となることがあります。
治療:原因を取り除き、内容物の圧出、抗生物質の内服、外用などを行います。
2.尋常性毛瘡

毛包炎が男性のひげが生えている部位に起きた場合をいいます。ひげそりが悪化の引き金になります。
治療:抗生物質の内服などを行います。
3.稗粒腫

白にきびのように見えるのですが、にきびとは異なります。眼のまわりによくみられます。
治療:注射針などを用い内容物を出します。
4.酒さ

いわゆる赤ら顔、毛細血管拡張などを伴い、赤色の丘疹が頬などにできます。
中年の女性に多く、慢性に経過します。油分を多く含んだ化粧品の使用を控えましょう。
治療: ビタミンB群の内服を行います。赤色の丘疹がある場合は抗生物質(ミノマイシン)などの内服、毛細血管の拡張に対しては、ダイレーザー、Vビームなどのレーザー治療が効果的なことがあります。
5.酒さ様皮膚炎

脂漏部位(口周り、Tゾーン)に対し、不適切なステロイド外用を続けると生じることがあります。
治療:まずはステロイドの使用を中止します。ステロイドの使用中止により、一時的に悪化したようになることもありますが、正しいスキンケアを行いながら、必要に応じて抗生物質(ミノマイシン)などの内服、抗菌剤(アクアチムクリーム)などの外用を行います。治るのに時間を要します。
6.顔面播種状粟粒性狼瘡

青年男女におきますが、比較的珍しい疾患です。通常ニキビが出来にくい下まぶた、眼のまわりに赤い一見膿んだように見える丘疹(浮腫状)ができます。
治療:ミノマイシンの内服治療。
  


Posted by yoshiko at 23:16

2008年07月07日

傷あとの治療

 今日は傷あとの治療についてお話します。face01
手術後、けが後など傷が気になっている方は結構多いものです。
傷あとにはいくつかのタイプがあります。
1.瘢痕(肥厚性瘢痕を含め)

 手術やけがで傷を縫合したあと、傷に幅が出たり、傷が陥凹したり、肥厚したり(赤くふくらんだり)、スーチャーマークと言って糸あとが線路のように目立つ場合、傷が皮膚のしわの線にそっておらず目立つ場合などいろいろな状況があります。
 治療(受傷後)して日が浅い場合、約半年は経過を観察するのが一般的です。その後、目立つ場合は修正の手術をおこないます。
治療:可能なら手術による修正を行います。部位、瘢痕の状況などにより、治療法(修正の手術法)が異なりますので、形成外科を受診され相談されてください。
2.ケロイド
 予防接種のあとや、虫さされ、にきびのあとが、赤く盛り上がりかゆみを伴って広がってくることがあります。
 起きやすい部位は、前胸部、肩、陰部です。ピアスの穴が化膿などを繰り返しおこし、ケロイド状にもりあがることもあります。
 
治療ステロイドの局所注射を行います。ある程度改善したら、ステロイド含有テープなどを使用することもあります。手術は原則的には行いませんが、耳垂ではきちんとした管理のもとに行うこともあります。
3.外傷後色素沈着 
 転倒し擦りむいたあとや、やけどのあとが色素沈着になることがあります。

 傷に砂などの異物が混入することで、外傷後の刺青(青や黒いあと)になることもあります。

 予防のためにも、治ったあとは日焼けをしないように遮光しましょう。
治療:色素沈着には、ハイドロキノン単独外用、トレチノイン、ハイドロキノンの外用治療、イオン導入などを、外傷後刺青に対しては、Qスイッチレーザー治療などを行います。
  


Posted by yoshiko at 10:29

2008年07月01日

夏に悪化する皮膚疾患

1.白癬(水虫ほか)、カンジダ
 夏場は高温多湿となりますので、白癬菌(カビ)も活動を強めます。
 足以外にも、腋、乳房下部、陰部なども蒸れやすいので気をつけましょう。

 これらの部位が、皮がむける、小水疱ができている、じくじくしている、円形の赤味が次第に広がってくるなどの疑わしい症状がある場合は、皮膚科を受診され真菌検査(顕微鏡検査)を受けましょう。
治療:抗真菌剤外用、部位、症状によっては内服。亜鉛華軟膏を使用することもあり。
2.癜風

 若い方の胸、腋などに褐色または白色の円形の皮疹ができます。かゆみは軽度です。
 原因はマラセチアという皮膚の常在菌で、高温多湿、皮脂が悪さをします。
 この菌が原因で、胸や背中ににきびができるマラセチア毛包炎も夏場に悪化します。

治療:抗真菌剤の外用を行います。放置すると色素沈着を残すことがありますので、気付いたら早めに病院を受診しましょう。
3.間擦疹
 腋、乳房下部、太ももの付け根など蒸れやすい部位の湿疹です。
 これら部位が蒸れないように下着を工夫しましょう。ベビー用シッカロールをふるのも良いです。
治療:真菌感染でないことを確認したら、弱いステロイドの外用をしたり、亜鉛華軟膏を外用したりします。
4.汗疹(あせも)


 軽い場合は小さな透明な小水疱が体、腕などにできます。炎症を伴いだすと赤い丘疹や赤味を伴った小水疱ができます。細菌が感染すると膿を伴います。
 予防が大切です。通気性のよい衣類(厚着しない)、蒸れない寝具、適度な室温に気をつけましょう。
治療:炎症がある場合はステロイドクリームの外用を、かゆみには抗ヒスタミン剤の内服を、細菌感染に対しては、抗生物質の内服を行います。
5.虫刺症(虫刺され)

 毛虫皮膚炎は6,8,9月に、蚊による虫刺症は7、8月に、クラゲ刺症は8月頃に多く見られます。
 草木の手入れ、野山、川、海でのレジャーを行うときには防虫剤を使用したり、衣類などで適切なプロテクトを行いましょう。
治療:主にステロイドの外用を行います。早めに外用する方が、症状も軽くすみ早く治ります。
6.かぶれ(金属かぶれなど)

 夏場は汗をかくのでネックレス、ピアス、腕時計、衣類のホック、ベルトなどの金属が汗により肌表面に流出して、金属アレルギーなどをおこしやすくなります。
 ピアスなどの場合は皮膚に接する部分がプラスチックのものにしたり工夫しましょう。
 下着を着用せずにTシャツを着たりすると、ベルトの金属やズボンのホックなどで起こすことがありますので、なるべくシャツなどの下着を着用しましょう。
 起こしてしまったら、それらの金属製品は素肌につけないようにしてください。
治療:主にステロイドの外用を行います。じくじくしているときは亜鉛華軟膏を使用することもあります。
7.伝染性膿か疹(とびひ)

 小児によくみられますが、大人でも起きることがあります。
 湿疹やアトピー性皮膚炎などで搔いた部分からおこり、次第に水疱を形成、やぶれてびらんとなり、周辺にとびひし、新たな病変をつくります。黄色ブドウ球菌などが原因となります。
治療:抗生物質の内服、抗菌剤や亜鉛華軟膏などの外用
8.その他
  


Posted by yoshiko at 22:06