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2008年11月26日

炭酸ガスレーザーが効果的な腫瘍

 腫瘍によっては、icon98主に手術が適応となるもの、icon98手術もできるが炭酸ガスレーザーの適応となるもの、icon98炭酸ガスレーザーによる治療の方が良いものがあります。
 今日は、炭酸ガスレーザーによる治療が効果的なものをご紹介しましょう。face02
炭酸ガスレーザーが最も効果的な腫瘍
1.老人性イボ(脂漏性角化症、スキンタッグなど)


2.軟線維腫(茎の細いもの)

3.ほくろ(頭部、小さな顔面のほくろ、眼瞼縁のほくろ、口唇のほくろ)

4.尋常性イボ(顔面、ただし手足は液体窒素治療が一般的)


炭酸ガスレーザーが比較的効果的な腫瘍
1.汗管腫

2.老人性脂腺増殖症

3.青年性扁平イボ

4.その他
 どのような腫瘍でもそうですが、治療にはいくつかの選択肢があります(腫瘍によっては、1つしか選択肢がないものもありますが)。
 治療にかかる時間、費用、傷のなおり具合、傷痕などを医師とよく相談して決めてくださいね
  


Posted by yoshiko at 14:57

2008年11月18日

皮膚の乾燥、皮脂欠乏性湿疹

 この時期に多いのが、皮膚の乾燥からくるかゆみや赤味などの皮膚炎症状です。
特に、血行の悪い四肢(下腿、腕)などによく見られます。

気温や湿度の急激な低下、年齢からくる皮脂分泌の低下、入浴習慣(長風呂、熱風呂、ゴシゴシ洗い、過度の洗浄剤の使用など)などにより、更に悪化します。
対策としては
1.入浴の回数を減らす。乾燥のひどい時は入浴しない。
icon76入浴の度に皮脂がとれ、余計乾燥していまいます。
皮脂分泌の少ないもともと乾燥肌の方、中高年の方は、この時期毎日入浴する必要はありません。
2.熱いお湯、長風呂は避ける。
icon76お湯は水より皮脂をとってしまいます。
長風呂は皮膚が長時間お湯につかるので皮膚のバリアを痛めてしまいます。
3.洗浄力のマイルドな石鹸などをよく泡立てて、汗をかく腋や陰部、足の裏などのみをポイントで洗う。
icon76ボディーソープ、石鹸には界面活性剤が入っていますので、皮膚のバリアをなる皮脂を落としてしまいます。
軽く流すだけで汗などの皮膚の汚れはとれますので、あかなどと思いこんで自分の皮膚の皮脂膜、角質などを落としてしまわないようにしましょう。
4.やさしく洗いましょう
icon76手が一番ソフトでよいです。どうしてもタオルを使用したい場合は手ぬぐいなどがよいでしょう。ナイロンタオルなどは使用しないようにしましょう。
5.入浴後は早めに保湿をしましょう。
icon76入浴後は皮膚からどんどん水分が蒸発してしまいます。入浴後30分がタイムリミットです。髪を乾かすよりも先に保湿(低刺激のクリームやローション、ワセリン、オリーブオイルなど)をしましょう。
6.炬燵やホットカーペットなどを長く使用しない。
7.かゆみを促す様なパンティストッキングなどの合成素材、チクチクするウールの素材などの使用を控えましょう。
8.湿疹化してしまっている時は早めに皮膚科を受診しましょう。


icon76いよいよ皮膚のバリアが壊れてしまっている場合は、適切な治療をしないと細菌感染を起こしたり、なかなか治らずあとになってしまったりします。(色素沈着、結節性痒疹など)早目に皮膚科を受診し、スキンケアのアドバイスや外用、内服などの治療を受けられてくださいね。
  


Posted by yoshiko at 11:32

2008年11月10日

ビタミンCイオン導入の効能

 イオン導入は、イオン化した物質を皮膚に塗布し、微弱な電流を流すことで皮膚からの吸収を高め、より効率的にその物質の効果を出す方法です。

一般的にはビタミンCやアミノ酸などをイオン化し、経皮的に導入します。
icon97今日はビタミンCイオン導入についてお話します。
 ビタミンCがそのままでは吸収されにくいので、ビタミンCの誘導体(アスコルビン酸リン酸ナトリウム、またはアスコルビン酸リン酸マグネシウム)の形で導入します。
 出力が強いと軽くピリピリ刺激があることがありますが、強さを調節すれば通常は痛みなどなく、リラックスできる治療です。
icon76ビタミンC導入の効能
1.皮脂分泌抑制作用
2.抗酸化作用(活性酸素を除去し、炎症を落ちつける)
3.メラニン生成抑制作用
4.コラーゲン合成促進
5.紫外線障害改善作用
6.組織修復作用(組織形成作用)

7.その他
上記のような作用により、
1.ニキビやニキビ後の赤みの改善、ニキビ痕(ニキビ後色素沈着など)になりにくくする作用




2.肝班などのしみの改善
3.くすみ、肌のはりの改善
4.日焼け後の肌の回復
(ただし、皮むけなどの日光皮膚炎の症状が落ち着いたあとに行います)
5.老化防止作用などに効果を発揮します。
 もちろん、ニキビや肝班などでは、イオン導入だけでなく他の治療も組み合わせて行うことがポイントです。
 ニキビの場合はダラシンローションやディフェリンゲルの外用、抗生物質の内服などの治療を、肝班の場合はトランサミンなどの内服治療、ビタミンCローション、ハイドロキノンなどの外用治療を合わせて行うと効果が高まります。
  


Posted by yoshiko at 20:33

2008年11月06日

レーザー治療を成功させる術後ケアの秘訣

 しみやイボ、ほくろに対してレーザー治療をしようと思われる方も多いと思います。
きちんと説明を受けて適切な治療を受けることは治療を成功させる第1歩です。しかし、更に重要なことは施術後(治療後)のケアなのです。意外に治療後のケアがきちんとできていなくて、治療結果を左右することがありますので、今日はこのお話をします。
1.炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)
 とにかく乾燥させないことです。乾燥させてしまうと、皮膚があがりきらないうちに(上皮化しないうちに)、かさぶたができてしまい、陥凹した傷痕になったり、逆に肥厚性瘢痕となどのもりあがった傷痕になってしまいます。きれいな傷痕にするためにも、指示された軟膏をきちんと塗り、皮膚ができあがるまで可能ならばできるだけ3Mテープなどのテープ(茶色なので顔面に貼ってもめだちません)や絆創膏などで傷を保護しましょう。
 ほくろ切除後はやや深く削れているので約10日~2週間、老人性イボなどの治療後は比較的浅く削れているので約1週間程、上記のケアをする必要があります。






 また、頭、顔は比較的傷の治りがよいのですが、体、四肢は傷の治りに時間がかかる上、傷痕にもなりやすい部位なので、ほくろなどの深く削らなければいけない腫瘍の場合は、切除術などの他の治療を選択した方が良いでしょう。老人性イボはこの限りではありません。
 炭酸ガスレーザーの後でもう1つ問題となるのが、傷の赤みです。他のレーザーよりも施術後の赤みが比較的長く続きます。特に、深く削った場合は半年ぐらい赤味がひくのにかかることがあります。皮膚があがった後は(上皮化完了後は)、日焼け止めなどをきちんと外用し遮光しましょう。
体や四肢の場合、顔よりも赤みの期間が長いです。また、人によっては若干の色素沈着をおこすことがありますので、そのような傾向があれば、必要に応じて美白剤などの外用を行います。

2.Qスイッチレーザー
 老人性色素班、雀卵班などに行うと褐色の被膜ができます。レーザー後は軽いやけどのような状態なので、早めにこの被膜を取ってしまうと、レーザー後の赤みが強くでたり、レーザー後の色素沈着などをおこしやすいものです。被膜の下に表皮ができると、約1週間~10日程度で、自然にはがれてきます。



それまでは、指示された軟膏を塗り、目立たない茶色のテープなどで保護をしましょう。そして、優しく洗顔、入浴を行い、決してレーザー部をこすらないようにしましょう。 メークはレーザー部を避けるか、テープ、ガーゼの上からなら行ってもよいです。
被膜がとれたら、日焼け止めをきちんと塗り遮光して下さい。
 レーザー後の赤みは1か月~3か月程度で次第に目立たなくなります。
 レーザー後2週間~1か月ぐらいしてレーザー後色素沈着がおきることがあります。半年ぐらい待てば時間とともに改善するのですが、可能ならば、ハイドロキノン、トレチノインなどで積極的な外用治療を行った方が、しみの改善も早く、良い結果が得られます。 ただし、皮向け、赤味などのダウンタイムがあります。
 炭酸ガスレーザーと同様に、体や四肢(手、足)は顔に比べ被膜がとれるのに時間がかかったり、しみの取れ方が十分でなかったり、赤味の期間が長く続いたりすることがあります。
 皆さんも以上の点に気をつけて、レーザー治療後のケアを行ってくださいね。face02  


Posted by yoshiko at 15:44