2009年01月14日
酒さ(赤ら顔)
今日は酒さについてお話します。
酒さは30代~50代に目立ってきます。他の皮膚炎(かぶれや脂漏性湿疹など)と似ていますが、異なる疾患で、ステロイドの外用、油分を多く含む化粧品、皮膚を刺激するようなスキンケアなどで悪化します。
酒さとは:
繰り返す顔面の赤み、ほてりとして発症し、その後前額部、鼻部、両頬の紅斑、毛細血管の拡張、紅色丘疹、小膿疱などを生じる疾患です。
顔面の赤み、毛細血管の拡張
紅色丘疹、小膿疱、両頬の紅斑
治療による改善後
肌状態:いわゆる赤ら顔の状態で、場合によっては、紅色丘疹、小膿疱を伴っています。症状が落ち着くと、丘疹やニキビ様の膿胞(ニキビではない)は落ちつき、毛細血管の拡張や、軽度の赤みを残す状態となります。
悪化因子:ストレス、日光、急激な温度差、アルコールや刺激物の摂取などです。
治療:まず、皮膚を安静に保つスキンケアを心がけます。(洗顔、洗顔剤の使用を控えるなど)また、オイル、クリーム、その他ステロイドなどの外用薬など、肌に使用するのはやめましょう。この肌は敏感ですので、使用すればするほど症状が複雑になります。
紅色丘疹、小膿胞を伴うときにはミノマイシン、ルリッドなどの抗生物質の内服が効果的です。このほかビタミンB2,B6の内服もよいでしょう。
いずれにせよ、皮膚科で相談されてください。
治療目標:
症状には波があります。治療によりある程度は改善しますが、皮膚の赤味などの症状が全くなくなることはむしろ少なく、よくなったり、悪くなったりを繰り返しがちです。
紅色丘疹、小膿疱などがなく、赤味が強く出ない状態をうまく維持するのが良いでしょう。
酒さは30代~50代に目立ってきます。他の皮膚炎(かぶれや脂漏性湿疹など)と似ていますが、異なる疾患で、ステロイドの外用、油分を多く含む化粧品、皮膚を刺激するようなスキンケアなどで悪化します。
酒さとは:
繰り返す顔面の赤み、ほてりとして発症し、その後前額部、鼻部、両頬の紅斑、毛細血管の拡張、紅色丘疹、小膿疱などを生じる疾患です。
顔面の赤み、毛細血管の拡張
紅色丘疹、小膿疱、両頬の紅斑
治療による改善後
肌状態:いわゆる赤ら顔の状態で、場合によっては、紅色丘疹、小膿疱を伴っています。症状が落ち着くと、丘疹やニキビ様の膿胞(ニキビではない)は落ちつき、毛細血管の拡張や、軽度の赤みを残す状態となります。
悪化因子:ストレス、日光、急激な温度差、アルコールや刺激物の摂取などです。
治療:まず、皮膚を安静に保つスキンケアを心がけます。(洗顔、洗顔剤の使用を控えるなど)また、オイル、クリーム、その他ステロイドなどの外用薬など、肌に使用するのはやめましょう。この肌は敏感ですので、使用すればするほど症状が複雑になります。
紅色丘疹、小膿胞を伴うときにはミノマイシン、ルリッドなどの抗生物質の内服が効果的です。このほかビタミンB2,B6の内服もよいでしょう。
いずれにせよ、皮膚科で相談されてください。
治療目標:
症状には波があります。治療によりある程度は改善しますが、皮膚の赤味などの症状が全くなくなることはむしろ少なく、よくなったり、悪くなったりを繰り返しがちです。
紅色丘疹、小膿疱などがなく、赤味が強く出ない状態をうまく維持するのが良いでしょう。
Posted by yoshiko at
23:15