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2009年01月14日

酒さ(赤ら顔)

今日は酒さについてお話します。
icon98酒さは30代~50代に目立ってきます。他の皮膚炎(かぶれや脂漏性湿疹など)と似ていますが、異なる疾患で、ステロイドの外用、油分を多く含む化粧品、皮膚を刺激するようなスキンケアなどで悪化します。
icon76酒さとは:
 繰り返す顔面の赤み、ほてりとして発症し、その後前額部、鼻部、両頬の紅斑、毛細血管の拡張、紅色丘疹、小膿疱などを生じる疾患です。

顔面の赤み、毛細血管の拡張

紅色丘疹、小膿疱、両頬の紅斑

治療による改善後
icon76肌状態:いわゆる赤ら顔の状態で、場合によっては、紅色丘疹、小膿疱を伴っています。症状が落ち着くと、丘疹やニキビ様の膿胞(ニキビではない)は落ちつき、毛細血管の拡張や、軽度の赤みを残す状態となります。
icon76悪化因子:ストレス、日光、急激な温度差、アルコールや刺激物の摂取などです。
icon76治療:まず、皮膚を安静に保つスキンケアを心がけます。(洗顔、洗顔剤の使用を控えるなど)また、オイル、クリーム、その他ステロイドなどの外用薬など、肌に使用するのはやめましょう。この肌は敏感ですので、使用すればするほど症状が複雑になります。
 紅色丘疹、小膿胞を伴うときにはミノマイシン、ルリッドなどの抗生物質の内服が効果的です。このほかビタミンB2,B6の内服もよいでしょう。
 いずれにせよ、皮膚科で相談されてください。
icon76治療目標:
 症状には波があります。治療によりある程度は改善しますが、皮膚の赤味などの症状が全くなくなることはむしろ少なく、よくなったり、悪くなったりを繰り返しがちです。
 紅色丘疹、小膿疱などがなく、赤味が強く出ない状態をうまく維持するのが良いでしょう。face02
  


Posted by yoshiko at 23:15