2009年01月21日
顔しみのいろいろ
一口で顔のしみと言ってもいろいろな種類があります。
しみは色素が存在する皮膚の層により、色が異なって見えます。当然色素が存在する部位により治療法も異なります。
具体的には、
褐色(茶色)のしみ:肝斑、老人性色素斑、そばかす(雀卵斑)、扁平母斑、外傷後炎症後色素沈着など
灰褐色のしみ:遅発性太田母斑様色素斑など
灰紫色、紫色のしみ:太田母斑、固定薬疹、外傷性刺青など
色素が存在する部位は、
褐色のしみ:表皮基底層
灰褐色のしみ:真皮上~中層
灰紫色、紫色のしみ:真皮中~下層
と次第に深くなっていきます。
治療法:
褐色のしみ
老人性色素斑、そばかすなどはQスイッチレーザーの適応になります。更に十分とれなかった色素斑、薄い色素斑、レーザー後色素沈着にはトレチノイン、ハイドロキノン治療を加えると効果的です。
老人性色素斑
治療後
そばかす
治療後
肝斑はレーザーの適応とはなりませんので、トランサミンの内服や外用治療(トレチノイン、ハイドロキノン)が中心となります。
外傷後または炎症後色素沈着は外用治療(トレチノイン、ハイドロキノン)が効果的です。
扁平母斑は効果的な治療が少ないのですが、Qスイッチレーザーなどを小範囲行い(テストレーザー)、効果があるようなら全体に行います。その後、外用治療を行ったりします。
いずれの治療にせよ、扁平母斑は再発しやすいです。
灰褐色のしみ
遅発性太田母斑様色素斑はQスイッチレーザーの適応になります。比較的深い部分に色素が存在するので、レーザー後も浅いしみ(褐色)の様にすぐに改善はみられません。何故ならレーザーにより破壊された色素がもちさられるのに時間を要するからです。半年~1年をかけて徐々に色素は薄くなっていきます。また、濃い場合数回のレーザーが必要となります。レーザー後の色素沈着も起こしやすいので、レーザー後後療法として外用治療を行います。
灰紫色、紫色のしみ
これらのしみは深い部分に存在するので、正常な組織に損傷を与えずに、深くまでレーザー光が到達するQスイッチレーザーの適応となります。
太田母斑の治療は上記の遅発性太田母斑の治療と同様ですが、治療回数は数回必要です。
固定薬疹後色素沈着の治療もQスイッチレーザーやトレチノイン、ハイドロキノンの外用治療を行います。
外傷性刺青の治療もQスイッチレーザーが効果的です。
しみは色素が存在する皮膚の層により、色が異なって見えます。当然色素が存在する部位により治療法も異なります。
具体的には、
褐色(茶色)のしみ:肝斑、老人性色素斑、そばかす(雀卵斑)、扁平母斑、外傷後炎症後色素沈着など
灰褐色のしみ:遅発性太田母斑様色素斑など
灰紫色、紫色のしみ:太田母斑、固定薬疹、外傷性刺青など
色素が存在する部位は、
褐色のしみ:表皮基底層
灰褐色のしみ:真皮上~中層
灰紫色、紫色のしみ:真皮中~下層
と次第に深くなっていきます。
治療法:
褐色のしみ
老人性色素斑、そばかすなどはQスイッチレーザーの適応になります。更に十分とれなかった色素斑、薄い色素斑、レーザー後色素沈着にはトレチノイン、ハイドロキノン治療を加えると効果的です。
老人性色素斑
治療後
そばかす
治療後
肝斑はレーザーの適応とはなりませんので、トランサミンの内服や外用治療(トレチノイン、ハイドロキノン)が中心となります。
外傷後または炎症後色素沈着は外用治療(トレチノイン、ハイドロキノン)が効果的です。
扁平母斑は効果的な治療が少ないのですが、Qスイッチレーザーなどを小範囲行い(テストレーザー)、効果があるようなら全体に行います。その後、外用治療を行ったりします。
いずれの治療にせよ、扁平母斑は再発しやすいです。
灰褐色のしみ
遅発性太田母斑様色素斑はQスイッチレーザーの適応になります。比較的深い部分に色素が存在するので、レーザー後も浅いしみ(褐色)の様にすぐに改善はみられません。何故ならレーザーにより破壊された色素がもちさられるのに時間を要するからです。半年~1年をかけて徐々に色素は薄くなっていきます。また、濃い場合数回のレーザーが必要となります。レーザー後の色素沈着も起こしやすいので、レーザー後後療法として外用治療を行います。
灰紫色、紫色のしみ
これらのしみは深い部分に存在するので、正常な組織に損傷を与えずに、深くまでレーザー光が到達するQスイッチレーザーの適応となります。
太田母斑の治療は上記の遅発性太田母斑の治療と同様ですが、治療回数は数回必要です。
固定薬疹後色素沈着の治療もQスイッチレーザーやトレチノイン、ハイドロキノンの外用治療を行います。
外傷性刺青の治療もQスイッチレーザーが効果的です。
Posted by yoshiko at
13:26