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2009年04月28日

皮膚老化(しみ、イボ、たるみ、しわ)のいろいろ

icon98今日は老化により生じる皮膚のいろいろな変化について総合的にお話します。

皮膚の老化による変化(加齢性変化)には、
1.しみなどの色素性の変化
2.老人性イボなどの腫瘍性の変化
3.白斑などの色素脱出
4.しわ、たるみなど皮膚の膠原線維、弾性線維などの変化
5.下眼瞼の脂肪の脱出によるふくらみ、まぶたの下垂
6.皮脂の分泌低下による乾燥
7.その他
などがあります。

icon99では、具体的にどのような変化か、治療を含めお話しましょう。
1.色素性変化

 老人性色素斑、くすみなどがあります。過去に浴びた日光の影響や、合わない化粧品の使用による湿疹などの炎症、こすり刺激などにより生じることもあります。
icon76治療:Qスイッチレーザー治療、トレチノイン、ハイドロキノン(外用)治療(オバジニューダームシステム)などがあります。
2.腫瘍性変化
 老人性イボ(脂漏性角化症)、老人性脂腺増殖症、老人性血管腫などがあります。
icon76治療:炭酸ガスレーザーによる焼灼などの治療があります。
3.老人性白斑
 皮膚のメラニン細胞が欠如し、小さな白斑がみられるようになることがあります。
icon76治療:放置してよいですが目立つ場合はステロイドの外用などがあります。
4.しわ、たるみ
 しわ、たるみは、紫外線や活性酸素などの影響などにより、皮膚のはりのもとになっている真皮の膠原線維や弾性線維が様々に変化することが原因です。膠原線維は不規則に走行し、線維の束が細くなり、真皮は薄くなります。また、真皮乳頭部の弾性線維が減少消失し、更に深い部分では弾性線維は太く、走行も不規則になります。
 まぶたが年齢とともに下垂し始めると、額の筋肉を利用して瞼を挙上しようとし、額にしわがよりやすくなったり、老眼で目を細めたりすることで、眉間にしわを寄せたり、笑ったりしかめ面をしたり長年繰り返したことで、表情じわがきざまれていきます
icon76治療:表情じわの場合(額、眉間、眼のまわり)はボトックス治療(注射)、きざまれたしわにはヒアルロン酸、コラーゲンなどの注入、たるみには美容外科でのフェースリフト手術やフラクセル、タイタン、サーマクールなどのレーザー治療などがあります。
5.上眼瞼の下垂、下眼瞼のたるみ
 まぶたを挙げる筋肉の瞼板への付着部が薄くなったり、ゆるんだり、断裂することにより、瞼が開けにくくなります
 また、下眼瞼の場合、年齢とともに皮膚に張りがなくなり、眼窩脂肪が脱出し下方がふくらんできます
icon76治療:上眼瞼の下垂に対しては眼瞼挙筋の再固定や、余分な皮膚を切除する除皺術を行います。下眼瞼のたるみに対しても同様に除皺術があります。この際脱出している脂肪も必要に応じて切除します。
6・乾燥
 加齢により皮脂の分泌の低下及び、皮膚の水分含有量の低下がおきます
icon76治療:洗顔の際、必要な皮脂まで除去してしまわないように気をつけ(洗いすぎに注意)、適宜ヒアルロン酸入りの化粧水や、セラミドなどを含有しているクリームの使用をしたりします。乾燥がすすみ湿疹化してしまった場合は、皮膚科を早めに受診し適切な指導を受けましょうface02
  


Posted by yoshiko at 22:03