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2009年11月16日

体のできもの、皮膚炎パート2

face02今日は体幹部のできもの、皮膚炎についてお話します。
icon98まずはできものです。
いろいろなできものができます。3以外は以前にもお話していますので、3を中心にお話しします。
1.脂肪腫

治療:摘出術を行います。
2.色素性母斑

治療:切除術を行います。
3.多発性毛包嚢腫症

多発性に体、四肢のどこにでもできる皮下の小さな腫瘍です。
治療:可能ならどれか1つを切除して病理検査を行います。治療としては、気になる部位を針などで穿刺し内容物(黄色から白色のクリーム状のもの)を圧出します。
4.軟性線維腫

治療:切除術を行います。
5.皮膚線維腫

治療:切除術を行います。
6.脂漏性角化症

治療:炭酸ガスレーザーで焼灼します。
7.粉瘤

治療:摘出術を行います。感染を伴っている時は、切開排膿をします。
8.その他
icon98次に皮膚炎です。
1.薬疹

治療:まず原因となっている薬の使用を可能なら中止します。症状に応じて治療を行います。重症の場合(SJS,DIHS、呼吸困難など)には、入院治療が必要です。
2.アトピー性皮膚炎

治療:洗いすぎないスキンケア、保湿に加え、症状に応じた外用治療、抗ヒスタミン剤などの内服治療などを行います。加えて、掃除、衣類などに気をつけ、生活に支障がない状態にコントロールすることが治療の目標です。
3.痒疹

治療:原因となっている基礎疾患がないか調べます。もし、原因が特定できれば、そちらに対する治療を行います。抗ヒスタミン剤の内服、ステロイドなどの外用治療や、結節性痒疹の場合は、ステロイドの局所注射などを行うこともあります。
4.ジベルバラ色粃糠疹

かぜなどの上気道感染やウイルス感染をきっかけに、体幹部にやや大きめのカサツキを伴う紅斑が出現し、その後やや小ぶりの同様の皮疹が出現します。数週間で治癒します。
治療:抗ヒスタミン剤の内服やステロイド外用などを行います。
5.乾癬

分厚い鱗屑を伴う紅斑が、摩擦を受けやすいところ(肘、膝、生え際など)に出現します。
治療:悪化の原因となっている上気道感染や扁桃炎がある場合は、それらの治療も行います。軽症の場合、ビタミンDの外用やステロイドの外用を行いますが、中等症以上ではナローバンドUVB照射やネオラール、チガソンなどの内服を行います。
6.じんま疹
治療:抗ヒスタミン剤の内服を主に行います。感染性じんま疹の場合は、原因となっている細菌感染やウイルス感染に対する治療も合わせて行います。
7.その他
  


Posted by yoshiko at 22:57