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2009年11月26日

にきび治療の基本(スキンケア編)

 今日はニキビで悩んでいる方が気をつけるスキンケア上のポイントについてお話します。次回は治療についてお話します。

まずはスキンケアのポイントです。誤ったスキンケア、化粧などはにきび悪化の原因の1つです。せっかくニキビ治療をしても、効果があがりにくくなりますので、早速改善してくださいね。face02
1.オイル系を使用しない。
×オイルクレンジング、クリーム、リキッドファンデーションなどの使用を止めましょう。
ジェルタイプのクレンジング、化粧水、パウダーファンデーションが良いでしょう。下地を使用したい場合には、ノンコメドジェニックタイプの日焼け止めを下地とするのが好ましいです。
2.洗いすぎない。肌状態に合わせた適切な洗顔を行いましょう。
×ニキビだからといって洗いすぎは禁物です。特に今のように乾燥する季節は、乾燥によるニキビが増えてしまいます。皮脂の分泌が多いところのみ、石鹸を使用しましょう。
乾燥がひどい場合はクレンジングの使用のみとし、ダブルクレンジングは控えましょう。もちろん、皮脂の分泌の多い季節、多い方は通常どおりダブルに洗顔されてかまいません。
3.必要な化粧品の使用だけにとどめましょう。
不必要な化粧品の使用は肌荒れ(にきび、かぶれ他)の原因となります。
×いろいろな種類、成分の化粧品を使用すれば、肌がきれいになると誤解されている方が多いのでは?実は、この考えは間違っています。肌は本来、化粧品で補わなくても自分で皮脂膜などの必要成分を作っています。もちろん、季節によっては少し乾燥したりしますが。必要最小限の製品を使用しましょう。
いろいろな成分が配合されている製品ほど、いろいろ重ねづけをすればするほど、合わないとニキビやかぶれの原因となってしまいます。内容成分もシンプルなものを使用しましょう。
4.ゴールデンタイムには(22:00~2:00)肌を休ませましょう。  
×夜更かし、長時間の化粧、化粧したままで休むのは禁物です。
早寝、早起きは肌にも健康にもよいものです。可能なかぎり是非実行しましょう。
5.喫煙、深酒、インスタント食品、お菓子の食べすぎはやめましょう  
×タバコは活性酸素を増やしてしまい、ニキビ、しみ、くすみ、肌も含めた老化を進めてしまいます。アレルギーにもよくありません。また、飽和脂肪酸を使用した食品(ケーキ、お菓子など)もたまにはよいですが、食事の代わりに食べたりするのはやめましょう。
バランスのとれた食事(豊富な野菜、果物、良質なタンパク(魚貝類、脂分の少ない肉)、木の実)をとりましょう。
6.ストレスは適度に発散しましょう。
 全くストレスのない状態にするのは難しいものです。
ストレスをため込まないように、趣味や適度な運動を是非行いましょう。

icon99まれに難治性のニキビもありますが、適切なスキンケア、治療で改善しますので、あきらめずに健康な肌を目指しましょう。face01
  


Posted by yoshiko at 10:55

2009年11月16日

体のできもの、皮膚炎パート2

face02今日は体幹部のできもの、皮膚炎についてお話します。
icon98まずはできものです。
いろいろなできものができます。3以外は以前にもお話していますので、3を中心にお話しします。
1.脂肪腫

治療:摘出術を行います。
2.色素性母斑

治療:切除術を行います。
3.多発性毛包嚢腫症

多発性に体、四肢のどこにでもできる皮下の小さな腫瘍です。
治療:可能ならどれか1つを切除して病理検査を行います。治療としては、気になる部位を針などで穿刺し内容物(黄色から白色のクリーム状のもの)を圧出します。
4.軟性線維腫

治療:切除術を行います。
5.皮膚線維腫

治療:切除術を行います。
6.脂漏性角化症

治療:炭酸ガスレーザーで焼灼します。
7.粉瘤

治療:摘出術を行います。感染を伴っている時は、切開排膿をします。
8.その他
icon98次に皮膚炎です。
1.薬疹

治療:まず原因となっている薬の使用を可能なら中止します。症状に応じて治療を行います。重症の場合(SJS,DIHS、呼吸困難など)には、入院治療が必要です。
2.アトピー性皮膚炎

治療:洗いすぎないスキンケア、保湿に加え、症状に応じた外用治療、抗ヒスタミン剤などの内服治療などを行います。加えて、掃除、衣類などに気をつけ、生活に支障がない状態にコントロールすることが治療の目標です。
3.痒疹

治療:原因となっている基礎疾患がないか調べます。もし、原因が特定できれば、そちらに対する治療を行います。抗ヒスタミン剤の内服、ステロイドなどの外用治療や、結節性痒疹の場合は、ステロイドの局所注射などを行うこともあります。
4.ジベルバラ色粃糠疹

かぜなどの上気道感染やウイルス感染をきっかけに、体幹部にやや大きめのカサツキを伴う紅斑が出現し、その後やや小ぶりの同様の皮疹が出現します。数週間で治癒します。
治療:抗ヒスタミン剤の内服やステロイド外用などを行います。
5.乾癬

分厚い鱗屑を伴う紅斑が、摩擦を受けやすいところ(肘、膝、生え際など)に出現します。
治療:悪化の原因となっている上気道感染や扁桃炎がある場合は、それらの治療も行います。軽症の場合、ビタミンDの外用やステロイドの外用を行いますが、中等症以上ではナローバンドUVB照射やネオラール、チガソンなどの内服を行います。
6.じんま疹
治療:抗ヒスタミン剤の内服を主に行います。感染性じんま疹の場合は、原因となっている細菌感染やウイルス感染に対する治療も合わせて行います。
7.その他
  


Posted by yoshiko at 22:57