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2010年02月03日

やけど(熱傷、低温熱傷)

 この寒い時期に多いのが熱傷です。熱湯によるもの、カイロによるもの、湯たんぽによるもの、ストーブによるものなど様々です。今日は、やけどした時の応急処置、病院を受診したほうがいい場合などについてお話します。
icon98熱湯をあびてしまった場合
1.ただちに冷シャワーなどを直接かけてひやしましょう。しばらく冷やしてください。(数十分程度)服にかかった場合は無理やり衣服をはがすと皮膚をいためることがありますので、ハサミなどで切ってしまうほうが損傷は少なくてすみます。
2.保冷剤などで引き続き冷やし、ステロイド軟こうの手持ちのものがあれば外用します。ただし、アロエなどの民間療法の外用はよくありません。使用しないほうがよいものを外用するより、冷却のみの方がよいですので、よくわからない場合は外用しないでください。
3.水疱を形成した場合、しそうな場合は早めに皮膚科、形成外科などを受診しましょう
水疱化した熱傷

軽度の水疱化していない熱傷


icon98カイロや湯たんぽなどで受傷した場合
1.カイロや湯たんぽを使用したまま入眠していまい、やけどとなってしまうことがあります。この場合、低温で時間をかけてやけどしていますので、意外に深くまで組織損傷がおこっています。始めは水疱程度でも傷の治りが悪く、組織の血行がなくなりかさぶたのようになることがあります。


このようなやけどを低温熱傷と呼びます。カイロや湯たんぽなどを使用し、皮膚がおかしいなと思った時はできるだけ早急に専門の病院を受診してください
2.低温熱傷にならないためにも、電気あんか、カイロ、湯たんぽなどを使用したまま寝てしまわないようにしましょう。
icon98ストーブなどによる受傷の場合
1.引火して衣服に火が燃え移ったような火傷の場合は、ただちに、総合病院、救急病院に行かれて適切な処置を受けてください。
2.熱い部分に接触して受傷した場合は、しばらく保冷剤や流水などで冷やし、ステロイド軟こうを外用します(手持ちがあれば)。痛みなどが強い場合や、水疱化しそうな場合は早めに病院に受診してください。
icon98ヘアアイロンなどで受傷した場合
1.ストーブなどによる受傷の2に同様です。顔や頸にヘアアイロンが接触して受傷することが多いのですが、治癒後の色素沈着などが気になる部位ですので、早めに皮膚科や形成外科などを受診されることをお勧めします。  


Posted by yoshiko at 10:28