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2011年05月26日

6、7月の肌トラブル

 最近は心地よい気候の季節がなく、5月でも気温が30℃になったりと亜熱帯化している感じさえします。
また、6月になると梅雨に入り、湿度も増してきます。この時期に多い肌トラブルについてお話しましょう。face02
 icon996月はやはりカビ、真菌が原因となる疾患が増えます。icon76カビ、真菌が原因の疾患は下記のものです。
1.水虫(白癬):すでに5月頃より症状(小水疱、皮むけ、びらんなど)がでている方も、この季節更に悪化しがちになります。白癬は足以外にも、陰部や体幹部など蒸れてしまう部分にもできることがあります。環状に広がっていくのが特徴です。
足白癬
体部白癬
治療:皮膚科で真菌検査をしてもらい、白癬の場合は抗真菌剤などの外用、爪白癬の場合は抗真菌薬の内服が必要になります。
2.マラセチア毛包炎:胸、背中、頸すじにニキビのようなものができます。高温、多湿で悪化します。

治療:吸湿性の良い下着を着ましょう。合成で蒸れやすい素材のものはよくありません。まめに汗を拭きましょう。抗真菌剤を外用します。
3.癜風:まるでシミのような褐色の斑が体幹部にできます。マラセチアという皮膚にいる常在の真菌が原因です。

治療:皮膚科で真菌検査をしてもらい、マラセチアが存在するようなら、抗真菌剤の外用をします。やはり、蒸れにくい下着を着ましょう。

icon99カビ、真菌以外でも、この季節は虫や細菌が原因でおきる疾患が多くなります。
4.チャドクガ皮膚炎(毛虫皮膚炎):椿などの葉の裏にいる毛虫の毛が原因で、かゆみを伴う紅い皮疹が局所的に生じます。毛虫に直接触れなくても、木の剪定作業などでおきることがあります。


治療:ステロイドの外用をします。
5.とびひ:じくじくした湿疹が急に広がります。アトピー性皮膚炎がある方などは、細菌感染に弱いので特に注意が必要です。

治療:湿疹をこじらせないうちに、早めに皮膚科を受診しましょう。抗生剤の内服や、亜鉛華軟膏、ステロイドの外用など症状に応じて選択します。
6.化膿:粉瘤などの皮下腫瘍が炎症を起こしやすくなったりします。
治療:粉瘤などは炎症を起こす前に皮膚科、形成外科で切除をしてもらいましょう。炎症を起こしている場合は皮膚を切開し、膿を出す応急処置をします。
7.虫さされ:薄着になり、海や山と活動範囲が増えるので虫にさされる機会も増えます。

治療:症状に応じて、ステロイドの外用などを行いますが、ムカデ、蜂などの毒性の強いものに刺された場合などはすぐに医療機関を受診しましょう。腫れている場合は温めてはいけません。冷やしましょう。

icon99日差しによる疾患としては次のようなものがあります。
8.日光皮膚炎(いわゆる日焼けによる紅斑、水疱形成など):強く日焼けをした場合におきます。

治療:日焼け止めを外用し、不用意に日焼けをしないようにしましょう。後々、シミや皮膚癌の原因をなることがあります。おきてしまったら、冷やして早めに皮膚科を受診しましょう。症状に応じてステロイドの外用などをします。
9.そばかすなどの増加:夏場はどうしても増えてしまいます。

治療:日傘、日焼け止めなどで予防するのが一番ですが、増えてしまった場合は、秋など日差しが弱まってから、レーザー治療、美白剤(トレチノイン、ハイドロキノンなど)の外用治療などを行うとよいでしょう。
10.その他
  


Posted by yoshiko at 07:10