スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2012年01月22日

美容皮膚科とは?(導入編)

 最近、美容に興味をもたれる方が多いと思います。美しい、健康な肌を手に入れたいのはもっともなことです。しかし、一言に美容と言っても、人それぞれに悩みも異なり、目標も異なるとは思います。そこで今回は、美容皮膚科はどのような疾患を取り扱っているのかについておおまかにお話します。一部に美容外科、形成外科の治療内容も含みます。

取扱いの内容には下記のようなものがあります。詳しい治療は次回から数回に分けてお話しますので、今日は簡単に導入までとします。

1.加齢による肌変化の改善(しみ、しわ、たるみ、まぶたの下垂など)
最もこの悩みが多いと思われます。若々しい肌と、年を取って見える肌の違いはなんでしょうか?肌の透明感、はり、きめ、うるおいなどが影響を与えています。30代ぐらいになると少しずつ肌のくすみ、小さなしみが気になりはじめ、40代50代になると、しみも大きなものができたり、いぼ化してふくらんできたり、眉間や額のしわや、目尻の小じわが気になりだします。その後50代、60代と年齢を重ねるにつれて、次第に上まぶたのたるみや下まぶたのたるみ、ほうれい線のたるみが気になりだします。70代近くになると口周囲にもしわがでてきます。
icon76治療シミ、いぼ、くすみに関してはレーザー治療、外用治療などを行い、まぶたなどのたるみに関しては、たるんだ皮膚の切除を、しわに関してはボトックスやフィラー(ヒアルロン酸など)の注入などがあります
しみ治療前
治療後

くすみ治療前
治療後

2.肌トラブル後の皮膚状態の改善(ニキビ、毛包炎後の炎症後色素沈着や陥凹、肥厚変形、及び、かぶれ、アトピーなどの湿疹後の炎症後色素沈着など)
炎症がひどいニキビ後などは赤味がいつまでも続き、しみになってしまったり、皮膚のでこぼこが気になったりします。また、かぶれなどの湿疹においても、いつまでも治らずに長引くと、炎症後の色素沈着を起こします。
icon76治療:主に外用治療ですが、他にもイオン導入や、ニキビ後の陥凹変形にはピーリング、肥厚には注射などがあります。

にきび痕治療前
治療後

3.先天性及び後天性腫瘍による皮膚変化の改善(ほくろ、いぼ、赤あざ、あざなどの治療)
皆さんがよく見かけられるものには、ほくろ、いぼなどがありますが、それ以外にも先天性の血管腫(赤あざ)や黒いあざや、いろいろな皮膚皮下腫瘍が存在します。
icon76治療:レーザーが行えるか、手術をするかは腫瘍の性状により様々ですが、基本的には切除です。


4.傷あとの改善(外傷(けが)後、熱傷後(やけど後)色素沈着、瘢痕、ケロイドなど)
けがややけどが皮膚の浅い部分までの場合、傷は早期に治るのですが、その後炎症後の色素沈着(しみっぽくなる)を起こしやすいものです。
一方、真皮深層(皮膚の深いところ)に及ぶけが、やけどなどは瘢痕化しやすく、場合によってはケロイド状になってしまいます。
icon76治療:炎症後色素沈着は外用治療、瘢痕は切除、ケロイドは注射などがあります。

5.毛の悩みの改善(脱毛、円形脱毛症および脱毛レーザーなど)一言に脱毛と言っても色々な要因でおきます。円形脱毛、男性型脱毛、出産後の一過性の脱毛など様々です。
icon76治療:脱毛の種類により異なります。男性の脱毛はプロペシアの内服、円形脱毛にはステロイドの内服、外用他があります。

6.刺青(怪我のあとの外傷性刺青、入れ墨)
けがした時、皮膚の中に砂などの異物が残留したり、鉛筆で刺した後には外傷性の刺青になることがあります。また、自ら入れた刺青、アートメークなどもあります。
icon76治療:レーザーによる治療が基本ですが、場合によっては、切除術を行うこともあります。
治療前
治療後

以上です。

icon99悩みを解決して、健康で、正常で、すっきりとして、若々しく、明るいはりのある肌を取り戻せたら、気持ちも前向きになれ、更にいろいろなことに積極的になれる可能性がひろがります。face02
  


Posted by yoshiko at 13:52