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2012年09月30日

美容皮膚科パート3(腫瘍除去ほか)

 今回は美容皮膚科取扱い疾患の最終編(腫瘍除去ほか)についてお話します。皮膚科、美容皮膚科で見かける腫瘍にはいろいろなものがありますが、ここでは、よく見かける代表的なもののみお話します。
同じ腫瘍でも、部位により良い結果を得る治療法が異なります。また、確実に切除できる治療と、再発する可能性がある治療法もありますので、治療を受けられる際は、形成外科、美容皮膚科、皮膚科などで、説明を聞かれ、治療を選択されることをお勧めします
1.顔のできもの
色素性母斑(いわゆるほくろ):大きさも、濃さいろいろあります。

icon76治療:炭酸ガスレーザーによる治療と、手術による切除があります。大きさ、濃さ、確実な切除を希望かなどにより、治療法を決めます。
脂漏性角化症(いわゆる老人性イボ):大きさも濃さも様々です。

icon76治療:主に、炭酸ガスレーザーによる焼灼術を行いますが、色が濃く、他の悪性腫瘍などと鑑別がつきにくい場合には、切除し、病理組織検査を行います。
老人性脂腺増殖症:正常皮膚色からやや白い皮膚色の隆起性腫瘍です。皮脂の分泌の多い方の額や頬にできることがあります。

icon76治療:炭酸ガスレーザーによる切除などを行います。
稗粒腫:眼のまわりを中心に小さな白い腫瘍ができます。一見すると白にきびのように見えますが、ニキビではありません。

icon76治療:針などで小さな孔を開けて内容物を圧出します。
汗管腫:下眼瞼などにみられます。


icon76治療:炭酸ガスレーザーなどで治療しますが、一度にすべて腫瘍がなくなるというよりも、少しずつ目立たなくする治療です。

汗嚢腫:汗が嚢腫状に溜まったもので、夏場などに目立ち、涼しくなると目立ちにくくなります。
icon76治療:様子をみるのもよいですが、気になる場合は針などで孔を開けて内容物を出します。
2.頭のできもの
色素性母斑:隆起して一見イボのようにみえるほくろがよくみられます。
icon76治療:頭部の場合、炭酸ガスレーザーによる切除がよい適応となります。もちろん、大きなほくろの場合は手術で切除することもあります。
脂漏性角化症:顔面と同様に、年齢的な変化でみられます。
icon76治療:炭酸ガスレーザーなどの焼灼切除がよい適応になります。
3.頸のできもの
色素性母斑
icon76治療:基本的には、切除術を行います。
脂漏性角化症

icon76治療:炭酸ガスレーザーによる治療を行います。
ルビー血管腫
icon76治療:当院ではG―YAGレーザー治療を行っていますが、ダイレーザー、Vビームなどのレーザー治療もあります。
4.体、四肢のできもの
色素性母斑
icon76治療:炭酸ガスレーザーによる治療では傷痕が目立ちますので、基本的には切除術を行います。
脂漏性角化症
icon76治療:炭酸ガスによる治療を主におこないますが、顔面などの血行の良い部位にくらべると治療後の赤味の引き具合が遅く、色素沈着を起こしやすい傾向にあります。
軟性線維腫:有茎性で乳頭、腋窩などいろいろなところに見られます。

icon76治療:茎が細いものは、炭酸ガスレーザーによる治療を行うと簡便ですが、茎が太いものは切除術などを行います。
ルビー血管腫

icon76治療:頸の治療に同様です。
皮膚線維腫
icon76治療:気になるなら、切除術を行います。
これら以外にも、粉瘤、多発性毛包嚢腫、石灰化上皮腫なども皮膚科領域と重なりますが、よく見かける腫瘍です。face02


  


Posted by yoshiko at 19:49