2008年04月21日

紫外線の害について(肌)

紫外線について
そろそろ紫外線が気になる季節になってきました。
紫外線の肌に及ぼす影響には以下のようなものがあります。
1.しみ(老人性色素斑、雀卵斑、肝斑など)紫外線の害について(肌)
2.しわ(深いしわ)
3.日光皮膚炎(いわゆるひどい日焼けのこと)紫外線の害について(肌)
4.光線過敏性皮膚炎紫外線の害について(肌)
5.慢性光線性皮膚炎紫外線の害について(肌)
6.その他

1~2は紫外線対策がおろそかだと、年齢と共に次第に顕著になってきます。

3は日焼け止めを塗らずに急激に日焼けすると水ぶくれなどが生じ、やけどに似た状態になることです。

4は遺伝的な要素のもの、食品や薬剤内服し日光をあびることでおこすもの、外用するもの(化粧水、香水、場合によっては日焼け止めなど)を塗り、日光をあびることでおこすものなどがあります。

5は中年の男性に多くみられ、日光が当たる部位に繰り返し治りにくい湿疹が生じ、赤ら顔、皮膚の肥厚などを起こしてくるものです。
icon76治療
1.いずれも日光を浴びたことが原因となるので、まずは紫外線対策が必要です。特に4,5は徹底的な遮光が重要です。
肌の弱い、かぶれやすい方はノンケミカル(紫外線吸収剤を含まない)日焼け止めをしっかり塗った上に、帽子、日傘など肌より遠くで紫外線をブロックしましょう。SPFは普通の生活では20~30レベルで良いのですが、2時間ぐらいしか持たないので汗をかいたりした時などは必ず塗りなおしましょう。4,5に関してはもっと徹底的な管理が必要です。
2.その上で、1にはレーザー、美白剤などの外用治療(ハイドロキノン、トレチノインなど)、2はボトックス、コラーゲン、ヒアルロン酸などの注入、美容外科的な手術、3~5に対しては皮膚科外用治療、内服治療となります



Posted by yoshiko at 10:53