2014年09月23日

秋編(皮膚科、美容皮膚科、形成外科)

久しぶりの更新です。face01

最近は朝晩に涼しくなり、秋の気配を感じます。

この時期は、急に気温、湿度が下がり、肌の乾燥、乾燥による湿疹の出現、悪化を感じる時期です。
また、美容皮膚科的には、少しずつ日差しが弱くなり、汗をかく機会が減少するため、しみや加齢性のイボ(老人性イボ)の治療を開始をするには良い時期です。
形成外科的にも、汗をかきにくくなったので、腫瘍(ほくろやその他の皮膚腫瘍)の切除術や炭酸ガスレーザーなどによる治療を行うには、良い季節となりました。

 では具体的に科目別に見ていきましょう。face02

1.皮膚科

① 肌の乾燥:
急に乾燥しだしましたので、洗顔や入浴を控えめにしましょう。その上で、適切な保湿を心がけましょう。かゆみなどの湿疹病変を伴う場合は、いろいろ化粧品を外用すると逆効果ですので、早めに皮膚科を受診し、治療を開始しましょう。

② 皮脂欠乏性湿疹:

四肢(腕や脚)に起きやすいです。入浴時、乾燥を伴うところは石鹸などで洗わないようにします。入浴後は保湿剤を塗るとよいでしょう。湿疹化している場合、乾燥がひどい場合は、皮膚科に相談しましょう。

③ アトピー性皮膚炎などの慢性的な湿疹の悪化:

夏は汗で悪化していましたが、これからの季節は乾燥などで悪化します。加えて、部分的に症状がひどい場合は、かぶれ(例えば、生え際、頸すじの悪化の場合シャンプーなど)を合併している場合があります。
皮膚科を受診し、必要に応じてアレルギー検査などを行い、アレルゲンの除去、原因の除去を心がけます。加えて、外用内服治療を行っていきます。

2.美容皮膚科

④しみ:
しみと一概に言っても、いろいろな種類があり、各々のしみの内容により、治療が異なります。代表的なしみは、老人性色素斑、肝斑、雀卵斑(そばかす)、加えて、遅発性太田母斑や炎症後色素沈着などがあります。
治療:まずは、クリニックを受診され、しみの内容を診断します。1種類のしみのこともあれば、いくつかの種類のしみを合併している場合もありますので、個人のしみの状況、生活スタイルを考慮したしみの治療を行っていきます

老人性色素斑(いわいる日光によるしみ):

Qスイッチレーザーの適応
になります。薄すぎるしみやレーザー後に少し残ったしみ、レーザー後色素沈着には、外用治療(トレチノイン、ハイドロキノンなど)治療を行います。

肝斑:

トランサミンの内服が基本ですが、加えて、ビタミンCの外用、導入、ハイドロキノンの外用などを行います。

雀卵斑(そばかす):

レーザー、外用など比較的どの治療もよく反応し効果的です。はっきりしたそばかすなら、やはりQスイッチレーザーによる治療が早く効果がでます。

遅発性太田母斑:

色素が真皮(皮膚の比較的深いところ)に主に存在します。レーザー治療(Qスイッチレーザー)をしない限り、深い部分の色素は取れません。レーザー治療をすると、一過性に濃くなることが多いですが、1年ぐらいすると効果が表れ徐々に薄くなってきます。レーザー後の後療法(外用治療)や、数回のレーザー治療が必要なことがあります。

*治療について詳しくはホームページ(柴田佳子クリニック)をご覧になってください。

⑤老人性イボ:


しみが一部分軽く隆起した程度のものから、黒子のように濃くかなり隆起しているものまで、又、頸などによくみられる小さなイボまで様々です。いずれの場合も、基本的には炭酸ガスレーザーなどによる焼灼を主に行いますが、かなり濃く隆起している場合は、手術的に切除して病理検査を行うことがあります。


3.形成外科

⑥ほくろ(色素性母斑):

ほくろの大きさ、濃さにより、手術による切除か炭酸ガスレーザーによる切除が判断します。

⑦その他の皮膚皮下腫瘍:
代表的な皮膚、皮下腫瘍には粉瘤、石灰化上皮腫、軟性線維腫、、脂肪腫などがあります。
いずれも切除術、摘出術の適応になりますが、腫瘍によっては、炭酸ガスなどで簡便に切除する場合もあります。(茎の細い軟性線維腫、汗管腫、老人性脂腺増殖症など)

以上です。いずれにせよ、クリニックを受診され、きちんと診断をうけた上で効果的、最適な治療をなさるとよいでしょう。face02


Posted by yoshiko at 03:54