2008年09月23日

しわの治療と予防

今日はしわの治療、予防についてお話します。
まずは治療から
icon76しわも浅いしわから深いしわまであります。しわの深さ、範囲、部位により治療も異なります。
1.乾燥による小じわ:入浴後に消えるようなしわの事です。主に、セラミドや天然保湿因子配合のクリームなどを使用します。また、ビタミンC、E、A配合の美容液なども効果があります。
しわの治療と予防
2.浅い小じわトレチノインの外用などが効果があります。トレチノインには浅いしみや毛穴を改善する効果もあります。
しわの治療と予防
3.限局した深いしわ(額、眉間、眼尻、鼻口唇溝、口周りのしわなど)
 主にヒアルロン酸の注入が効果的ですが、眼尻など皮膚の薄い場所ではヒトコラーゲンの注入などが効果的です。
 また、表情筋の収縮によりしわがよる場所(額、眉間、鼻根部、眼尻など)では、ボトックス注射も併用した方が良い結果がえられます。
4.表情じわ:表情を作ることによりよるしわです。額、眉間、眼尻などが代表的な部位です。ボトックス注射を行うと3~7日程度で無意識に寄せてしまうしわが改善します。
しわの治療と予防
5.たるみをともなうしわ:上まぶた、下まぶた、鼻口唇溝のたるみを伴うしわは美容外科的に手術により治療を行う方が効果的な場合もあります。手術などのリスクのある治療を希望されない場合はレーザー治療(フラクセル、サーマクール、タイタン、カーボンピール(MAXピール)など)がありますが、手術よりは効果はマイルドです。

次に予防について
1.紫外線(特にUVA)を浴びないようにしましょう。
きちんと日焼け止めを塗り、日傘などの紫外線対策を行ってください。
2.乾燥する季節には適度な保湿を行いましょう。
3.肌をこすったり、強く洗ったり、強くマッサージしたりなどの刺激を加えないようにしましょう。
4.肌がかぶれたり、炎症をおこしたりした場合は、自己判断に頼らず、早めに皮膚科などを受診し悪化させないようにしましょう。
悪化させると、炎症後の色素沈着や小じわなどが増強します。
5.バランスのとれた食事、適度な水分をとりましょう。
ビタミンE(抗酸化作用),ビタミンA(肌の生まれ変わりをはやめる)を多く含んだ食事、良質なタンパク(魚や脂肪分を多く含まない肉)を摂取しましょう。
 野菜食に極端にかたよると意外に肌のはりは低下します。



Posted by yoshiko at 00:04