2007年08月27日

爪の異常(パート1)

爪は表皮と毛の両方の性状を併せ持つ組織と考えられています。
一日に0.1mm伸びると言われています。
爪にはいろいろ異常があります。
全身の病気のサインとしてででくるもの、角化異常症の一症状として出てくるもの、細菌やカビ(真菌)に感染したもの、靴があっていなくておきるもの、マニキュア、除光液などの刺激が原因のものなど様々です。
 皆さんも自分の爪を観察しなおしてくださいね。face02
今日はくいこみ爪と色の異常についてお話します。

1.くいこんだ爪 (陥入爪:かんにゅうそう) 
靴がきつく、爪の切り方が悪いなどで、足の爪の側方がくいこんでくるものです。爪の異常(パート1)
ひどくなると、細菌感染を起こし、側方の肉が赤く腫れあがってきます。
 icon76早めに病院を受診し、爪に対する処置をうけてください。

2.黒色の爪
爪が生える元となる組織にほくろができた結果、爪に黒い筋がはいったり、悪性黒色腫などが爪に及ぶと見られたりします。爪の異常(パート1)
icon76問題がないか、皮膚科に診せましょう。

3.黄色の爪
爪の栄養障害、マネキュアが原因でなることがあります。爪の異常(パート1)
icon76マネキュアが原因ならやめましょう。

4.緑色の爪
緑膿菌が感染しておきます。仕事などで手をよく濡らす方にみられます。爪の異常(パート1)
icon76細菌に効果のある外用薬を処方します

5.白色の爪
混濁しています。爪の異常(パート1)
爪白癬(カビ)のことが多いです。爪がもろくなります。
icon76抗真菌剤の内服をしましょう。

6.紫色のつめ
長歩きなどや、靴の先があたり続けて、爪の下に血がたまるとなります。
icon76起こした直後で、痛みを伴うときは、病院で爪に穴を開けてもらい、たまった血を出すと楽になることがあります。

今日はここまでです。
パート2では、爪の溝やへこみ、はがれなどを取扱います。
パート3では、マニュキアや除光液による異常についてお話しますね。
では、またface02





Posted by yoshiko at 21:23