2011年07月25日

8,9月の肌トラブル

 8月は日差しが強く、夏休みなどで海、山などのレジャーも多くなり、クラゲ刺傷、虫刺され、日焼けによる肌トラブルなどが目立つようになります。9月は、8月よりは日差しが弱まりますが、まだまだ紫外線が強い時期ですので、8月と同様に注意が必要です。また、夏の間に浴びた日差しによる影響がすこしずつシミなどとしてはっきりしてくる時期です。この時期の注意点は、予防です。
1.虫刺され、クラゲ刺傷
虫さされ1
虫さされ2
icon76予防:山などに行く場合は長袖などを着用し、肌の露出を少なくしましょう。(ただし、覆いすぎて熱中症にならないように気を付けてください。)虫よけのスプレー、携帯の虫よけグッズなどを利用するとよいでしょう。海の場合も、日差しや虫をよけるために、泳いでいるとき以外は通気性の良い長袖を上から羽織るとよいでしょう。クラゲが出やすい時期には泳がないようにしましょう。
icon76治療
虫に刺された場合:冷やしましょう。ひどい時は早めに皮膚科を受診しましょう。ステロイド剤の外用などを行います。
クラゲ刺傷の場合:痕になりやすいので、早めに皮膚科を受診し治療をうけましょう。
2.日焼け

icon76予防:海、山に行く場合は、必ず日焼け止めを塗布し、まめに塗りなおしましょう。また、日差しを避け、熱中症を避けるためにも、必ず帽子を着用しましょう。無防備に日焼けすると、強い紫外線の影響で、思わぬ熱傷(日光皮膚炎)を起こし、後々しみになったり、場合によっては皮膚癌を生じることもあります。
icon76治療:冷やしましょう。日焼けした皮膚をこすったり、石鹸をつけて洗ったりしないようにしましょう。水疱化している場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。熱傷(やけど)に準じた治療を行います。
 顔面の場合は、水疱化していない場合は炎症が落ち着いた時点で、イオン導入などを行ったり、ビタミンCローション、ハイドロキノンの外用、内服などを行います。
しみになってしまった場合は、しみの種類に応じた治療をおこないます。


icon76日焼けなどによるしみの治療
 はっきりした老人性色素斑の場合はQスイッチレーザーが効果的ですが、日差しの影響を受けやすい方の場合、日差しが弱まってから(9月下旬以降)の治療の方がよいでしょう。そばかす(雀卵斑)の治療も同様です。
なんとなくくすみが目立つ場合や、かなり薄いしみの場合、またレーザー治療で十分取れなかったしみ、レーザー後の色素沈着、にきび後、外傷、炎症後の色素沈着などに対しては、レーザー治療ではなく、外用(トレチノイン、ハイドロキノン)治療が効果的です。この治療は夏場でも開始できます。
 肝斑に対しては、トランサミンの内服や外用治療を行います。
  
 *9月も後半になるとすこしずつ汗、日差しが弱まりますので、夏に治療を保留していた顔面、頸部、頭部などの露出部の腫瘍切除、汗をかきやすい部位の腫瘍切除も考えてみてもよいでしょう


Posted by yoshiko at 10:19