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2010年09月28日

皮膚腫瘍(導入編、診断について)

今回は久しぶりに皮膚の腫瘍(できもの)についてお話します。
 icon76皮膚腫瘍には大きく分けて、良性のできものと悪性のできもの、その中間があります。
 これを見分けることはとても重要で、予後、治療法などに大きく関わってきます
色調にむらがある、かなり色が濃い(真黒)、形がいびつである、急速に大きくなる(経過が短い)、出血するなどの症状があれば、悪性の可能性がありますが、一概には判断できません。まずは心配なら皮膚科を受診を受診されてください。湿疹と思っていても、日光角化症、ボーエン病のように表皮内癌病変のこともありますので、治らない湿疹様の病変も要注意です。
日光角化症:慢性湿疹と間違えられることあり。
ボーエン病:慢性湿疹と間違えられることあり。

icon76次にできている部位により、皮膚腫瘍、皮下腫瘍に分けられ、更にどの成分から生じたかにより、様々に分けられます。例えば、メラノサイト系母斑、表皮系の腫瘍、毛包系の腫瘍、神経系の腫瘍、血管系の腫瘍、線維組織系の腫瘍、骨系の腫瘍などといった感じです。具体的には、
線維組織系腫瘍の軟線維腫です。治療:切除
メラノサイト系母斑の色素性母斑です。治療:切除
血管系腫瘍の老人性血管腫です。治療:レーザー、切除
神経系腫瘍の神経線維腫です。治療:切除
毛包系腫瘍の毛包腫です。治療:切除
といった具合です。
icon98診断は、肉眼的(見た目)、触った感じ、ダーモスコピー(皮膚表面を拡大して確認)である程度推測し、場合によっては画像検査(エコー、CT、MRIなど)で更に詳しく性状や部位を見極めることがあります。ここまではあくまでも推測で、最終的には、手術や生検で組織を病理検査に提出し、確定診断を行います。
 次回は良性のできものについて具体的に治療も含め、お話しましょう。face02
  


Posted by yoshiko at 10:54

2010年09月08日

夏から秋への肌ケア(シミ、乾燥など中心に)

 まだ暑い日が続いていますが、台風の到来とともにすこしづつ秋の気配を感じるようになってきました。
 今日は夏から秋への季節の変わり目の肌トラブル、スキンケア上の注意点についてお話しますface02
1.今年の夏は蒸し暑かったのですが、秋になると湿度、気温ともにさがり、肌の乾燥が目立ち出します。→不用意に化粧品をかえたり、長時間のパックなどをすると、かえって肌を傷めることがあります。乾燥を感じたら、洗顔を控えめにし、肌を刺激しないようにしましょう。保湿剤を使用するなら、いろいろな成分が入っていないセラミドやヒアルロン酸中心の製品にしましょう。
2.夏の日差しの影響によるしみ、くすみが気になってきます。→しみの種類によって治療法は異なります。具体的には、下記のとおりです。
 肝斑は内服が効果的ですし、老人性色素斑などの浅いしみで、ある程度色の濃いものはQスイッチレーザ-照射が効果的です。


色の薄いものは、外用治療(トレチノイン、ハイドロキノン)が効果的です。   雀卵斑Qスイッチレーザー、Gentle MAXなどのダウンタイムの少ないレーザー、トレチノイン、ハイドロキノンなどの外用治療などいずれも効果的ですが、各々しみのとれるスピードが異なります。

 
また、一見シミのように見えますが、褐色で皮膚のふくらみがあるタイプは、脂漏性角化症(いわゆる老人性イボ)の可能性があります。このタイプはシミのレーザーではとれないので、炭酸ガスレーザーなどで皮膚の隆起部を焼灼します。
 いろいろなシミが組み合わさっている場合は、これらの治療を組み合わせて総合的な治療を行います。
3.日焼けや虫さされのあとの色素沈着は次第に軽減しますが、気になる場合には→日焼けに関してはひりつき、皮向けが落ち着いた後、ビタミンCなどのイオン導入やハイドロキノンなどのが効果的です。虫刺されのあとは次第に改善しますが、結節化してかゆみが続いたり、ドーム状の褐色の皮膚隆起がある場合は腫瘍(皮膚線維腫)になっている場合がありますので気になる場合は皮膚科を受診しましょう。  


Posted by yoshiko at 23:27

2010年08月20日

真夏に多い肌トラブル ベスト10

 今年は熱中症が多く本当に蒸し暑い日々が続きますが、今日は真夏に多い肌トラブルとその対処法についてお話します。face02

1.汗疹(あせも)

 通気性の良い衣類を着用し、まめに汗を拭きましょう。
icon76炎症がない場合は亜鉛華粉などを塗布するとよいでしょう。かゆみや炎症がある場合はステロイドクリームなどを外用します。
2.汗疱(手のひらや足の裏にできる小水疱)

 手のひらや足の裏に水疱ができる疾患は他にもいろいろありますので鑑別が必要ですが、白癬菌などがいない場合、汗疱である可能性があります。皮膚科で診てもらいましょう。
icon76症状に応じて、ステロイド外用などを行います。
3.汗によるアトピー性皮膚炎などの皮膚炎症状の悪化 
 ぬるいシャワーなどで汗をさっと流すのは良いのですが、ごしごし洗いは禁物です。
 シルクなどの通気性の良い肌着を着用し、汗はまめにこすらず抑えぶきしましょう。
icon76かかりつけの皮膚科で皮膚症状に応じた治療を行いましょう。
4.ニキビ、毛包炎などの悪化

 髪の毛は必ず良く乾かしましょう。濡れたままでいると細菌感染をおこしじくじくしたり、皮膚トラブルの原因となります。
 クリームなどの保湿剤の使用は控えめにし、化粧はなるべく早めに落としましょう。
icon76ニキビ出し、抗生物質の内服などを行います。
5.背中、胸のニキビ(マラセチア毛包炎)

 皮膚常在菌であるマラセチアによるもので、高温、多湿になるとできることがあります。
 蒸れない下着を着用し、まめに汗を拭きましょう。
icon76抗真菌薬の外用を行います。
6.癜風

 上記のマラセチア毛包炎の原因と同じマラセチア(真菌)が原因でおきます。
 主に体幹部に褐色のしみのような病変が生じます。
icon76抗真菌剤の外用を行います。
7.水虫(白癬)

 蒸れない靴をはき、ストッキングはなるべく着用しないようにしましょう。
 軽石でゴシゴシこするのも禁物です。
icon76抗真菌薬を外用します。爪にまで病変が及ぶ場合は抗真菌薬の内服を行います。
8.日光皮膚炎(日焼けによる皮膚炎)

 海などで直射日光をじかにあびるのはよくありません。日焼け止めを外用し、長時間肌を焼いたりしないようにしましょう。ひりつき、赤みがある場合は冷やしましょう。
icon76水疱などができている場合は、やけど(熱傷)と同じ状態ですので、皮膚科を受診しましょう。
9.虫刺症(毛虫皮膚炎、クラゲ刺症、蚊など)

 水疱を形成したり、腫脹、掻痒が強い場合、適切な処置をしないと痕になる場合があります。こういう場合は早めに皮膚科を受診しましょう。
icon76ステロイド含有テープ貼付やステロイドの外用を行います。
10.雀卵斑などの日光によるしみの悪化

 とにかく日傘、帽子、日焼け止めの使用をきちんと行いましょう。
icon76シミになってしまった場合は、レーザーやトレチノイン、ハイドロキノンなどの外用治療をおこないます。

以上に注意して暑い夏を乗り切りましょう。icon115
  


Posted by yoshiko at 23:10

2010年08月04日

Gentle MAXによる血管性病変、赤ら顔治療

 ジェントルマックス(G MAX)治療の第4段です。
 今回は血管腫、毛細血管拡張、赤ら顔に対する治療をお話します。face02
 このレーザーをYAGレーザーで設定すると、単純性血管腫、老人性血管腫、毛細血管拡張症、赤ら顔などに効果があります。
 icon76酒さなどの赤ら顔は、顔面の毛細血管の拡張をきたす慢性炎症性疾患です。劇的に効果がある治療はありませんが、油分を含まない、肌を刺激しないスキンケア、ミノマイシンなどの内服に加え、Gentle YAGを1カ月に1度5回程度照射すると効果があります。すべて赤みが引くわけではありませんが、改善がみられます。







icon76老人性血管腫は加齢とともに出現する赤い小さな腫瘍ですが、Gentle YAGを1回~2回程度照射すると効果的です。
icon76単純性血管腫の場合は、Gentle YAGを数回(1回~3回程度)照射します。
  


Posted by yoshiko at 21:11

2010年07月21日

G-MAXレーザーによるタイトニング治療

今日はGentle MAXのタイトニング治療についてお話します。face02
 大きなたるみにはフェイスリフトやしわ取り手術、表情しわにはボトックス、ヒアルロン酸注入などが効果的ですが、手術となると大がかりですし、ダウンタイムもあります。
 そこでダウンタイムがほとんどなく、肌の若返りの治療として、Gentle MAXの治療は有意義です。
YAGレーザーの照射により、肌をひきしめ、肌のきめを整えます。






 冷却ガスを当てながらレーザー光照射を照射しますので、痛み、ダウンタイムもほとんど
なく、化粧は直後からされてかまいません。(ただし、肌の暖かい感じが数時間つづき、少しひりつきを感じられる方もおられますので、このような場合はひりつき感が落ち着いてから化粧をされてください。)
 1カ月に1度、5回程度照射すると効果的です。効果は数カ月持続します。定期的におこえば肌の活性化が促進され、肌のきめを整え若々しく保つことができます。face02
 顔の赤みの改善にも効果があります
  


Posted by yoshiko at 10:59

2010年07月07日

G-MAXレーザーによるフェイシャル、しみ治療

 今日は新しいレーザーGentle MAXの機能、しみ治療、フェイシャル治療についてです。face02
このレーザーの良い点はダウンタイムが少ないことです。Qスイッチレーザーでは、しっかりしたかさぶたができ、かさぶたがとれるまで約1週間~2週間程度のガーゼやテープによる保護が必要です。一方、Gentle MAXは軽い褐色の被膜が反応した部分にできる程度なので翌日から通常通りのメークができます。この軽い被膜は1週間~10日程度で自然にはがれおちます。
 また、シミの部分のみでなく、シミが存在する部位に全体的に照射しますので、肌のきめやくすみの改善効果も同時に得ることができます。


1カ月に1度3~5回程度繰り返し照射を重ねることで徐々に肌の質感が改善していきます。 
 このように肌の質感(くすみ、きめ、毛穴など)を改善する点では優れていますが、濃く大きな老人性色素斑などは、Qスイッチレーザーの方がダウンタイムはありますが効果的です。Gentle MAXのしみ取り治療でお勧めのしみは、そばかす(雀卵斑)や小さな色素斑(浅い色素斑)です。


1カ月に1度3回~5回程度のレーザー治療を行うと徐々に改善がみられます。特にそばかすには効果的です。
 icon76また、注意点としては、肝斑が濃く存在する方の場合、肝斑の部分にもレーザー光があたりますので、あらかじめ内服、外用治療で肝斑を薄くした後の照射の方が安全です。何故なら肝斑はレーザー照射により濃くなることが多いからです。
 icon76日焼けした肌や日焼けする予定の肌への照射も避けるべきです。日焼けした場合は日焼けの影響が取れてから治療をします。それまでは、美白剤の外用、イオン導入で様子をみます。
  


Posted by yoshiko at 21:13

2010年06月15日

新しいレーザー(ジェントルマックス)

Gentle MAXicon97

今日は新しいレーザー機器の紹介をしましょう。(6月末頃から治療可能です)
この器械は下記のようないろいろな治療が可能です。
1.レーザー脱毛


2.しみ治療
 そばかすや小老人性色素斑などを薄くします。1カ月に1度、3回程度の治療で、翌日からメークができダウンタイムの少ない治療です。


3.レーザーフェイシャル
 毛孔、くすみ、浅い色素斑を改善します。1カ月おきに3回~5回程度の治療となります。
4.レーザータイトニング
 肌のたるみ、引き締めに効果的です。1カ月おきに5回程度の治療となります。


5.毛孔性苔癬の改善
6.毛細血管拡張、小血管腫の治療


7.その他
 face02今日は第1段としてレーザー脱毛についてお話します。
脱毛レーザーはいろいろな機器がありますが、当院のレーザーはアレックスレーザーです。

治療の目安は1カ月~1カ月半に一度、5回程度ですが、部位によってはもう少し回数が必要な場合があります。
また、脱毛レーザーは永久脱毛ではありません。永久減毛と表現した方が適切です。治療後も1~4%程度の残存毛が存在しますが、ほとんど剃毛しなくてよい程度になります。
icon76脱毛レーザーを行う前には2週間以上、脱毛予定部位の毛を自然に生やし、決して脱毛クリームやピンセットによる毛抜きを行ってはいけません。また、脱毛予定部位の日焼けも禁物です。
icon76脱毛ご希望の場合は前もって診察を受けられ(この際は毛の生え具合を観察する必要がありますので、毛を自然に生やした状態で来院されてください)、注意事項を守られてください。
次回はGentel MAXのしみ治療他です。face01  


Posted by yoshiko at 21:55

2010年05月16日

目元対策

目元の悩みの代表的なものには
1.目元の小皺、表情しわ

2.目元のくま、くすみ
などがあります。
今日は各々に対する対策をお話します。
1.目元の小皺、表情しわ
icon76自宅でできる対策:
・皮脂を取りすぎないように、洗顔のしすぎ、こすり刺激に気をつけましょう。
・適度な保湿をおこないます。(ヒアルロン酸、セラミド、ビタミンA,C,E入りの保湿剤、美容液など
・肌の小皺にはりをもたせるクリームを使用する。(バイミネラルコンプレックス入りのクリームなど
icon76クリニックなどで行う積極的な対策:
・ボトックス注射、コラーゲン、ヒアルロン酸注入:表情しわには上記の方法は余り効果がありません。からすの足跡のようなしわにはボトックス注射や、コラーゲン、ヒアルロン酸などのフィラーを併用すると効果的です。ただし、持続効果は3カ月~6カ月です。

しわとり手術下眼瞼のたるみ、上眼瞼の垂れ下がりが顕著な場合は、上記のいずれの方法でも改善が難しいので手術の適応となります。

2.目元のくすみ、くま

目元のくまの原因には、血流の停滞、低下、メラニン量の増加、遅発性太田母斑などのしみの存在などがあげられます
icon76自宅でできる対策:
睡眠を十分に取る
ホットタオルなどで短時間温め、血流を促します。
・ビタミンA,C,E入りの美容液などを外用します。
icon76クリニックなどで行う積極的な対策
外用治療:肝斑などに対してはハイドロキノン外用(トレチノインを併用する場合もあります)、トランサミン内服などをおこないます。
・レーザー治療:遅発性太田母斑などのしみに対してはQスイッチレーザー、トレチノイン、ハイドロキノン外用などを行います。ただし、炎症後色素沈着などはレーザーの適応にはなりません。
  


Posted by yoshiko at 18:03

2010年04月20日

水虫のいろいろ

また、水虫の方が増えてくる季節になりました。

毎年ゴールデンウイークあたりから水虫(白癬)の症状がでてくる方が多いものです。
icon76水虫には大まかに3パターンあります。
1.指の間がじくじくするもの
2.水疱(水ぶくれ)を生じるもの
3.足の裏が角化し、ひび割れなどをおこしているもの(白癬が進行した状態)

icon76更に、発展して他の要素を伴っている場合もあります。
4.細菌感染、蜂窩織炎を伴っているもの(炎症があるもの)
5.かぶれ(接触性皮膚炎)を伴っているもの

icon99今日は水虫のいろいろなパターンを紹介し、症状に応じた治療、アドバイスを行います。
いずれにせよ、水虫かなと思ったら、自己判断せず、早めに皮膚科を受診しましょう。
1.



指の間がじくじくするものに関しては、早く乾燥させることが第一ですサトウザルべや亜鉛華粉などを外用します。
じくじくが落ち着いたら、抗真菌剤の外用に切り替えます。
icon76じくじくしている内に抗真菌剤を外用すると、抗真菌剤によるかぶれなどを起こすことがありますので注意が必要です。
2.


水泡を生じるものは小さなものはそのままにしますが、大きなものは針などで内容物を排出し、サトウザルべや亜鉛華粉などを外用します。びらん面がおちついたら、抗真菌剤を外用します。
3.


角化を伴っているものに関しては、抗真菌剤の外用に加え、サリチル酸ワセリンなど角質を柔らかくする外用を併用することもあります。
4.

細菌感染をともない紅く腫れているような場合は、まずは炎症に対する治療を行います。速やかに治療しないと、炎症が進行し大変なことになります。
洗浄が必要な場合は行い、抗生物質の内服(あるいは点滴)、炎症を起こしている部位の安静を保ちます。(足の場合はクッションの上に乗せて挙上するなど)
炎症が落ち着いてきたら、抗真菌剤の外用を開始します。
5.

かぶれている場合
多くは抗真菌剤によるかぶれを、更に水虫が進行してしまったと思いこみ、外用を続けたことによりおこります。上記の1の状態などは、痛んだ皮膚表面からの外用薬の吸収がよく、かぶれを引き起こしてしまうことがあります。
また、水虫ではない足背の方まで広く抗真菌剤を外用しすぎておこすこともあります。
icon76治りが悪い、外用によりかゆみが悪化した、皮膚の状態が悪化した場合は、自己判断せず早めに始めに診てもらった病院を受診しましょう。  


Posted by yoshiko at 23:38

2010年04月03日

しみ、しわ、たるみなどの加齢による変化の総合治療パート2

 ご存じのように20代をすぎると少しずつ肌は加齢による変化がおきてきます。30代、40代、50代、60代と年齢を重ねるにつれ、いろいろな皮膚の変化がおきてきます。face02
 ではどのような変化があるのでしょうか?
1.加齢性腫瘍の出現
老人性いぼ(脂漏性角化症)、老人性脂腺増殖症、老人性血管腫(ルビー血管腫)など
2.しみ(色素斑)の出現
老人性色素斑、肝斑、遅発性太田母斑などに加え、皮膚の生まれ変わりの速度が低下することにより、色素むら、黄ばみなどが目立ちだします。
3.しわの出現
 眉間、目じり、額に表情じわが、鼻唇溝部などに皮膚のたるみによるしわが出現してきます。また、皮脂の分泌が減り、乾燥しやすくなることによるちりめんじわなどが目立ちだします。
4.上まぶたのたるみ(老人性眼瞼下垂)、下眼瞼のふくらみ
 年齢ととにまぶたの下垂が進み、重瞼のラインが浅くなったりします。下まぶたも同様で眼窩脂肪が皮膚側に脱出し、たるんだ印象になります。
5.その他
 赤ら顔(酒さ)などは30代から人によっては症状が少しずつおき、更年期に顕著になる傾向があります。

icon76このような変化は人間的な味わいを与えてくれ、決して悪いものではないですが、やはり目立ちすぎると実年齢よりふけた印象をあたえ、気になってしまうものです。
icon98今回からは数回にわたり上記のような変化をどのように改善すればよいか、症例をみながら勉強してみましょう。
Q.では、このケースは

老人性色素斑、治療はQスイッチレーザーなど
老人性いぼ、治療は炭酸ガスレーザーなどによる焼灼
icon76総合治療:このケースは上記の老人性色素斑や老人性いぼにレーザー治療を行った後に全体的なくすみにトレチノイン、ハイドロキノン治療(オバジニューダームシステム)などの治療を行って仕上げるとよいでしょう。
Q.ケース2

老人性いぼ
老人性色素斑
肝斑、治療はトランサミン内服など
icon76総合的治療:ケース2は肝斑に対するトランサミンの内服をしつつ、上記の老人性いぼや老人性色素斑に対しレーザー治療を行います。
Q.ケース3

老人性色素斑
炎症後色素沈着(一部に色素が真皮の深い部分にまで存在)、治療はトレチノイン、ハイドロキノン治療など
icon76総合治療:まず、老人性色素斑などにレーザー治療を行い、オバジニューダームシステムなどの外用治療を行います。目じりのしわに関してはボトックス注射、コラーゲン注入などを行います。
  


Posted by yoshiko at 20:52

2010年03月16日

新スタートアドバイス(化粧、ピアス、しみ、にきび他)

 4月は大学に入学したり、就職したりなど新しいスタートをきる時期です。スタートにあたりいろいろと気になることがある方もおられると思います。また、新生活をはじめるとストレスなどでいろいろな肌トラブルも生じやすくなります。
今日はそのような方に治療の時期も含めアドバイスをしたいと思います。face01
1.化粧を始める方
 基礎化粧を含め、自分肌質を考えて必要最小限の化粧を心がけましょう
 icon76にきび肌の方はオイル系を使用しないようにしてくださいね。(特にオイルクレンジングはにきびを悪化させます)
 icon76乾燥肌、アレルギー肌の方は、洗浄力の強い洗顔、ダブル洗顔は控えましょう。
 icon99肌に異常が生じた場合は使用を中止して、早めに皮膚科を受診しましょう。
2.ピアスを開けたい方
 
icon76ピアッシングは病院でしてもらいましょう。ピアッシング後は最低1カ月ファーストピアスをはずすことができませんまた、セカンドピアスはメッキなどのものは使用しないようにしましょう。(18金、チタン製、プラスチック製などが好ましいです。)
 icon99ピアスの調子が悪い場合は、いろいろな原因がありますので、早めに病院で診てもらいましょう。
3.しみを改善したい方

しみの治療の時期としては日差しの強い真夏は避けた方が賢明です。
 icon76しみにはいろいろな種類があります。しみの種類によっても治療内容が異なりますので、気になる方は形成外科、美容皮膚科の診察を受けられ、治療計画をたてて治療を行うことをお勧めします。
 また、レーザーなどの治療後はレーザー後のケアが重要です。これをおこたるとよい結果を得ることができません。2週間~1カ月後ぐらいがレーザー後の色素沈着を起こしやすい時期です。起こした場合は、再レーザーするのではなく、しみの外用治療などを行います。
4.腫瘍(ほくろを含め)とりたい方

icon76ほくろの治療に関しては、炭酸ガスレーザーで焼灼切除する方法と、手術で確実に切除する方法があります。ほくろの大きさ、色合いにより治療方法を選択します。いずれの治療を選択しても治療後の赤みが引くまでに約半年かかります。
icon76ほくろ以外のできものには皮膚の腫瘍と皮下の腫瘍があります。皮膚科、形成外科を受診され、治療を受けましょう。
5.にきび、にきび痕を改善したい方
 
icon76にきび治療には内服、外用に加えて、にきび出し(圧出)、イオン導入、ピーリング、トレチノイン治療など様々な治療があります。
 にきび、にきび痕の程度、生活スタイルなどに合わせて医師と相談して治療を行いましょう。また、オイル系を使用しないなどのスキンケアも重要です。  


Posted by yoshiko at 22:01

2010年03月03日

花粉症の時期をのりきる肌対策

 1月下旬から4、5月頃は、すぎやひのき、ハンノキなどの花粉により、鼻汁、眼のかゆみに加え、肌の乾燥、皮膚炎に悩まされる時期です。特に、花粉の付着しやすい上眼瞼、下眼瞼、頬部、頸部にかゆみ、赤みや皮むけなどを生じます。




すぎ
ひのき
はんのき
1.この時期に湿疹が出現した場合、早めに皮膚科を受診して必要ならばアレルギーの検査を受けましょう
→かぶれによる皮膚炎もありますが、根底にアレルギー性の皮膚炎がある場合がありますので、問診により必要ならば検査を行います。
2.肌の負担をさけるために、化粧品の使用を控えましょう。
→基礎化粧、メークの刺激が肌を一層痛めてしまいます。
3.洗顔は軽めにし、洗顔料の使用は控えましょう。
→洗顔料により更に皮脂膜がとれてしまい、ますます皮膚に付着した花粉が皮膚に侵入しやすくなり、皮膚炎が悪化します。
4.入浴、サウナ、激しい運動、水泳、ホットヨガなどは控えましょう。
→汗をかいたり、温まる、顔を濡らすことが更に皮膚炎を悪化させます。
5.適切な外用、内服を行いましょう。
自己判断せず、まずは皮膚科で指示を受けましょう。
ワセリン(プロペト、白色ワセリンなど)による皮膚の保護、短期間のステロイドの外用、プロトピック軟膏の外用などに加え、抗ヒスタミン剤の内服などを行います。
  


Posted by yoshiko at 23:20

2010年02月16日

感染症と皮膚疾患

今日は皮膚疾患を起こしてしまうような感染症についてお話します。face01感染症には主に、細菌、ウイルス、真菌、虫などがあります。
icon76まずは細菌
黄色ブドウ球菌:とびひ、せつ、よう、ひょう疽(指の化膿)、蜂窩織炎、ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群、トキシックショック症候群などの原因となります。

とびひ
よう
ひょう疽
蜂窩織炎
溶血性連鎖球菌
:掌蹠のう胞症、とびひ、丹毒、結節性紅斑などの原因となります。
掌蹠のう胞症
丹毒
結節性紅斑
アクネ菌:尋常性ざ瘡(にきび)の原因となる代表的な菌です。
icon76次にウイルス
単純ヘルペスウイルス
:ヘルペス、ヘルペス性歯肉口内炎、カポジ水痘様発疹症(特にアトピー性皮膚炎などの人におきることがあります)、多形浸出性紅斑などの原因となります。
口唇ヘルペス
カポジ水痘様発疹症
水痘、帯状疱疹ウイルス:水痘、帯状疱疹の原因となります。
帯状疱疹
その他ウイルス:感染性じんま疹、ジベルバラ色ひこう疹など原因となることがあります。
ジベルバラ色ひこう疹
icon76更に真菌
白癬菌:白癬、悪化し感染(ブドウ球菌など)を伴うと蜂窩織炎などの原因となります。
白癬
マラセチア:癜風、マラセチア毛包炎、脂漏性皮膚炎などの原因となります。
癜風
マラセチア毛包炎
カンジダ:カンジダ性爪周囲炎、間擦疹などの原因となります。
カンジダ性爪周囲炎

icon76
ダニ:アトピー性皮膚炎などの症状を悪化させます。
ヒゼンダニ:疥癬の原因となります。
疥癬
シラミ:頭しらみ、毛しらみ
その他
  


Posted by yoshiko at 21:43

2010年02月03日

やけど(熱傷、低温熱傷)

 この寒い時期に多いのが熱傷です。熱湯によるもの、カイロによるもの、湯たんぽによるもの、ストーブによるものなど様々です。今日は、やけどした時の応急処置、病院を受診したほうがいい場合などについてお話します。
icon98熱湯をあびてしまった場合
1.ただちに冷シャワーなどを直接かけてひやしましょう。しばらく冷やしてください。(数十分程度)服にかかった場合は無理やり衣服をはがすと皮膚をいためることがありますので、ハサミなどで切ってしまうほうが損傷は少なくてすみます。
2.保冷剤などで引き続き冷やし、ステロイド軟こうの手持ちのものがあれば外用します。ただし、アロエなどの民間療法の外用はよくありません。使用しないほうがよいものを外用するより、冷却のみの方がよいですので、よくわからない場合は外用しないでください。
3.水疱を形成した場合、しそうな場合は早めに皮膚科、形成外科などを受診しましょう
水疱化した熱傷

軽度の水疱化していない熱傷


icon98カイロや湯たんぽなどで受傷した場合
1.カイロや湯たんぽを使用したまま入眠していまい、やけどとなってしまうことがあります。この場合、低温で時間をかけてやけどしていますので、意外に深くまで組織損傷がおこっています。始めは水疱程度でも傷の治りが悪く、組織の血行がなくなりかさぶたのようになることがあります。


このようなやけどを低温熱傷と呼びます。カイロや湯たんぽなどを使用し、皮膚がおかしいなと思った時はできるだけ早急に専門の病院を受診してください
2.低温熱傷にならないためにも、電気あんか、カイロ、湯たんぽなどを使用したまま寝てしまわないようにしましょう。
icon98ストーブなどによる受傷の場合
1.引火して衣服に火が燃え移ったような火傷の場合は、ただちに、総合病院、救急病院に行かれて適切な処置を受けてください。
2.熱い部分に接触して受傷した場合は、しばらく保冷剤や流水などで冷やし、ステロイド軟こうを外用します(手持ちがあれば)。痛みなどが強い場合や、水疱化しそうな場合は早めに病院に受診してください。
icon98ヘアアイロンなどで受傷した場合
1.ストーブなどによる受傷の2に同様です。顔や頸にヘアアイロンが接触して受傷することが多いのですが、治癒後の色素沈着などが気になる部位ですので、早めに皮膚科や形成外科などを受診されることをお勧めします。  


Posted by yoshiko at 10:28

2010年01月19日

顔しみ、腫瘍の総合治療

  今日は顔の腫瘍(できもの)、しみが混在している場合、どのように判断し、治療法を選択するかについてお話します。
顔によくみられる腫瘍、しみには以下のようなものがあります。
1.イボ(尋常性イボ)
2.脂漏性角化症(老人性イボ)
3.汗管腫
4.ひ粒腫
5.老人性脂腺増殖症
6.老人性色素斑
7.肝斑
8.遅発性太田母斑
9.雀卵斑(そばかす)
10.その他

icon76では、この写真をみてください。


この写真の皮膚はどの様な状態でしょうか?
icon98この写真の皮膚には、A.脂漏性角化症(老人性イボ)、B.老人性色素斑などが混在しています。
A
B
治療:Aは炭酸ガスレーザーによる焼灼を、BはQスイッチレーザーによる治療をおこないます。仕上げにトレチノイン、ハイドロキノンの外用治療をするのも薄いしみやくすみを改善し、効果的です。

icon76次にこれはどうでしょうか?

icon98この写真には主に脂漏性角化症(老人性イボ)が存在します。AもBも見かけは異なりますが、同じ脂漏性角化症です。
A
B
治療:いずれに対しても、炭酸ガスレーザーで浅く焼灼します。

icon76この写真はどうでしょう?

icon98この写真には、A.汗管腫、B.色素性母斑(ほくろ)などが存在します。
A
B
治療:Aに対しては、炭酸ガスレーザーによる治療を、Bに関しては、メスによる切除か炭酸ガスレーザーによる治療を行います。
 icon99このように、人それぞれ持っている腫瘍もしみも異なります。組み合わせも様々なのです。顔のできものやしみを治療し、すっきり若々しい肌に近づくには、専門の医師に相談されどの点(できもの、しみ)をどこまで改善したいかにより、効率的な治療計画を立てましょう。  


Posted by yoshiko at 20:47

2010年01月06日

冬場の乾燥対策(スキンケア)

 今日は冬場の乾燥対策についてお話します。
 冬場は湿度の低下、暖房、長風呂などでとかく乾燥しがちです。乾燥を放置していると、次第に乾燥が進行し、皮膚炎になることがあります。早めの対策を行いましょう。
 また、湿疹になってしまった場合は自己判断せずに早めに皮膚科を受診しましょう。
乾燥対策

1.洗いすぎないようにしましょう。
 乾燥している部分には石鹸、洗顔剤、ボディソープなどを使用しないようにしましょう。
2.保護をしましょう。
 濡らす前にワセリンなどで保護をしましょう。手の乾燥がひどい場合は、ワセリンを外用した後ビニールの手袋などで保護した上で、炊事、洗濯、入浴(手を濡らす作業)などを行うと良いでしょう。
 頭皮の場合は洗髪30分~1時間ぐらい前にオリーブオイル、ツバキ油などを頭皮に塗っておくと効果的です。洗髪前には軽くブラッシングしましょう。
3.保湿をしましょう。

 ヒルドイドソフト、ヒルドイドローション、パスタロン20ソフト、セラミドクリームなどの保湿剤で保湿しましょう。洗ったり濡らした後、すぐに保湿が効果的です。
 手足の乾燥で湿疹化していない場合は、保湿剤を外用後サランラップなどで密封ししばらく置くのも良いでしょう。(ただし、顔にはしないでください。)

4.乾燥がひどい時には入浴を控えましょう。
入浴により皮脂膜がさらにとれてしまいます。湯船につからないのみならず、シャワーなども控え目にしましょう。もちろん石鹸の使用は控えましょう。入浴後はすぐに保湿剤を外用しましょう。

5.暖房は控えめに。
 暖房により更に乾燥が進行します。加湿器などを使用し、湿度が極端に低下しないように気をつけましょう。
6.湿疹化した場合は早めに治療を受けましょう。
 予防するのが一番ですが、湿疹まで進行してしまった場合は、早めに皮膚科を受診して治療してくださいね。

  


Posted by yoshiko at 10:44

2009年12月14日

目元の小じわケアクリーム

今日は最近発売になったエラスチダームアイクリームのお話をします。

エラスチダームアイクリームは1日2回の使用で、目元の小じわの改善に効果的なクリームです。保湿剤ではありません。

バイミネラルコンプレックス(銅、亜鉛、マロン酸)が含まれており効果を発揮します。icon76バイミネラルコンプレックスには、下記の効果があります。
肌の弾力性の回復
コラーゲンの再生
エラスチンの再生
 
以上の効果により、エラスチンを補充し、コラーゲンを再生させ、目元の小じわや皺の数を減らします。icon12


  


Posted by yoshiko at 10:48

2009年12月09日

ニキビ治療最近の傾向(ディフェリンゲルの効果など)

今日はニキビ治療の最近の傾向についてお話します。face02
ニキビの程度別にお話しましょう。
1.非炎症性ニキビ(白、黒ニキビ)→ディフェリンゲル外用、面ぽう圧出
 昨年10月頃に発売になったディフェリンゲルが効果的です。加えてニキビ出しを行うとよいでしょう。

icon76ディフェリンゲル ミニ知識
 炎症を伴わないニキビに特に効果的な外用薬です。
 レチノイド(トレチノイン)とは異なる化学構造を有する物質ですが、レチノイン酸受容体に結合し、毛包上皮細胞の角化異常を改善することでコメドを減らし、ひいては炎症性ニキビも改善します。
 副作用ではないのですが、乾燥感、皮向け、皮膚の赤味が生じることがあります。この季節、暖房などで乾燥しているので特に感じる方が多いようです。保湿系の化粧水などを使用したり、使用量を控え目にするとよいのですが、かゆみがあったり、乾燥がひどい場合には早めに医師に相談しましょう。

2.炎症性ニキビ(赤ニキビ)→抗生物質内服、抗菌剤およびディフェリンゲルの外用、ニキビ出しほか
 このタイプのニキビには、従来の抗菌剤(ダラシンTゲル、ローション、アクアチムクリーム、ローション)に加えディフェリンゲルの外用を併用することが効果的です。


 また、炎症が強い場合には、抗生剤の内服(ミノマイシン、ルリッド、クラリシッドなど)を行います。漢方薬では、排膿散及湯などがあります。
3.膿疱性ニキビ(ひどく膿んでいる場合)→抗生物質内服、切開排膿、肥厚性瘢痕化した場合にはケナコルト局注
 このタイプの場合はまず抗生物質の内服を行います。改善傾向がみられない場合に切開排膿を行います。
 炎症が長引くと瘢痕化することがあります。(陥凹したり肥厚したりします。)
 肥厚性瘢痕化した場合は、ケナコルトの局所注射を行うのが効果的です。
4.その他
補助的内服治療:ビタミンB2、B6、ハイチオールに加え、ビタミンCの内服を行うことがあります。
漢方薬内服治療:清上防風湯、荊芥連翹湯などを内服します。
icon98イオン導入:ビタミンC誘導体やアミノ酸をイオン化して導入し、皮脂の分泌を抑制したり、ニキビの炎症を早く沈静化させ、ニキビ後の色素沈着を起こしにくくします。
icon98ケミカルピーリング:ピーリング剤を塗布し、化学的にピーリングします。非炎症性ニキビ、毛穴の詰まりやニキビ後の軽い陥凹変形などに効果的です。
icon98トレチノイン治療:ディフェリンゲルより皮膚のターンオーバーを早める作用が強く、外用により赤味や皮むけなどが生じます。副作用ではありません。皮脂の分泌を調節し、ディフェリンゲルと同様に毛穴の角化異常を改善しニキビを減らしますニキビの炎症やニキビ後の色素沈着を改善するのに効果的です。特にニキビ後の色素沈着にはハイドロキノンなどの外用と合わせて使用すると(オバジニューダームシステムなど)、更に効果的です。
治療前
治療後
  


Posted by yoshiko at 21:08

2009年11月26日

にきび治療の基本(スキンケア編)

 今日はニキビで悩んでいる方が気をつけるスキンケア上のポイントについてお話します。次回は治療についてお話します。

まずはスキンケアのポイントです。誤ったスキンケア、化粧などはにきび悪化の原因の1つです。せっかくニキビ治療をしても、効果があがりにくくなりますので、早速改善してくださいね。face02
1.オイル系を使用しない。
×オイルクレンジング、クリーム、リキッドファンデーションなどの使用を止めましょう。
ジェルタイプのクレンジング、化粧水、パウダーファンデーションが良いでしょう。下地を使用したい場合には、ノンコメドジェニックタイプの日焼け止めを下地とするのが好ましいです。
2.洗いすぎない。肌状態に合わせた適切な洗顔を行いましょう。
×ニキビだからといって洗いすぎは禁物です。特に今のように乾燥する季節は、乾燥によるニキビが増えてしまいます。皮脂の分泌が多いところのみ、石鹸を使用しましょう。
乾燥がひどい場合はクレンジングの使用のみとし、ダブルクレンジングは控えましょう。もちろん、皮脂の分泌の多い季節、多い方は通常どおりダブルに洗顔されてかまいません。
3.必要な化粧品の使用だけにとどめましょう。
不必要な化粧品の使用は肌荒れ(にきび、かぶれ他)の原因となります。
×いろいろな種類、成分の化粧品を使用すれば、肌がきれいになると誤解されている方が多いのでは?実は、この考えは間違っています。肌は本来、化粧品で補わなくても自分で皮脂膜などの必要成分を作っています。もちろん、季節によっては少し乾燥したりしますが。必要最小限の製品を使用しましょう。
いろいろな成分が配合されている製品ほど、いろいろ重ねづけをすればするほど、合わないとニキビやかぶれの原因となってしまいます。内容成分もシンプルなものを使用しましょう。
4.ゴールデンタイムには(22:00~2:00)肌を休ませましょう。  
×夜更かし、長時間の化粧、化粧したままで休むのは禁物です。
早寝、早起きは肌にも健康にもよいものです。可能なかぎり是非実行しましょう。
5.喫煙、深酒、インスタント食品、お菓子の食べすぎはやめましょう  
×タバコは活性酸素を増やしてしまい、ニキビ、しみ、くすみ、肌も含めた老化を進めてしまいます。アレルギーにもよくありません。また、飽和脂肪酸を使用した食品(ケーキ、お菓子など)もたまにはよいですが、食事の代わりに食べたりするのはやめましょう。
バランスのとれた食事(豊富な野菜、果物、良質なタンパク(魚貝類、脂分の少ない肉)、木の実)をとりましょう。
6.ストレスは適度に発散しましょう。
 全くストレスのない状態にするのは難しいものです。
ストレスをため込まないように、趣味や適度な運動を是非行いましょう。

icon99まれに難治性のニキビもありますが、適切なスキンケア、治療で改善しますので、あきらめずに健康な肌を目指しましょう。face01
  


Posted by yoshiko at 10:55

2009年11月16日

体のできもの、皮膚炎パート2

face02今日は体幹部のできもの、皮膚炎についてお話します。
icon98まずはできものです。
いろいろなできものができます。3以外は以前にもお話していますので、3を中心にお話しします。
1.脂肪腫

治療:摘出術を行います。
2.色素性母斑

治療:切除術を行います。
3.多発性毛包嚢腫症

多発性に体、四肢のどこにでもできる皮下の小さな腫瘍です。
治療:可能ならどれか1つを切除して病理検査を行います。治療としては、気になる部位を針などで穿刺し内容物(黄色から白色のクリーム状のもの)を圧出します。
4.軟性線維腫

治療:切除術を行います。
5.皮膚線維腫

治療:切除術を行います。
6.脂漏性角化症

治療:炭酸ガスレーザーで焼灼します。
7.粉瘤

治療:摘出術を行います。感染を伴っている時は、切開排膿をします。
8.その他
icon98次に皮膚炎です。
1.薬疹

治療:まず原因となっている薬の使用を可能なら中止します。症状に応じて治療を行います。重症の場合(SJS,DIHS、呼吸困難など)には、入院治療が必要です。
2.アトピー性皮膚炎

治療:洗いすぎないスキンケア、保湿に加え、症状に応じた外用治療、抗ヒスタミン剤などの内服治療などを行います。加えて、掃除、衣類などに気をつけ、生活に支障がない状態にコントロールすることが治療の目標です。
3.痒疹

治療:原因となっている基礎疾患がないか調べます。もし、原因が特定できれば、そちらに対する治療を行います。抗ヒスタミン剤の内服、ステロイドなどの外用治療や、結節性痒疹の場合は、ステロイドの局所注射などを行うこともあります。
4.ジベルバラ色粃糠疹

かぜなどの上気道感染やウイルス感染をきっかけに、体幹部にやや大きめのカサツキを伴う紅斑が出現し、その後やや小ぶりの同様の皮疹が出現します。数週間で治癒します。
治療:抗ヒスタミン剤の内服やステロイド外用などを行います。
5.乾癬

分厚い鱗屑を伴う紅斑が、摩擦を受けやすいところ(肘、膝、生え際など)に出現します。
治療:悪化の原因となっている上気道感染や扁桃炎がある場合は、それらの治療も行います。軽症の場合、ビタミンDの外用やステロイドの外用を行いますが、中等症以上ではナローバンドUVB照射やネオラール、チガソンなどの内服を行います。
6.じんま疹
治療:抗ヒスタミン剤の内服を主に行います。感染性じんま疹の場合は、原因となっている細菌感染やウイルス感染に対する治療も合わせて行います。
7.その他
  


Posted by yoshiko at 22:57