ウイルス性イボのいろいろ
ウイルス性イボには、3種類あります。
1.
尋常性イボ
手、足に出来ることが多いのですが、
顔にもできることがあります。
治療:
液体窒素(ドライアイスの液体バージョン)で1~2週間おきに治療をしたり、顔面などの場合、
炭酸ガスレーザーで焼灼治療をすることもあります。顔面の場合は治りが早いのですが、足底、爪周囲にできたイボの場合、根治までには時間がかかることが多いものです。
この他の治療としては、グルタルアルデヒド塗布や、ビタミンD外用薬の塗布などもあります。
2.
青年性扁平イボ
顔面にできるイボで平で光沢のあるイボです。
治療:
炭酸ガスレーザーで目立つ部位を焼灼したり、
ヨクイニンを内服したりします。
3.
水イボ(伝染性軟属腫)
子供の体、顔にできることが多いのですが、まれに大人にもできます。
水が好きなイボなのでプールなどで器具を介してうつることがあります。
治療:せっしで内容物をつまみ出します。
4.
尖圭コンジローマ
陰部、肛門周囲にできるイボで、
性交などでうつります。見つけたら、早めに、皮膚科などでの治療を行いましょう。
治療:
炭酸ガスレーザーで焼灼したりします。治るまでは、性交は慎みましょう。
いずれのイボも放置すると増えることが多いので、発見したら早めの皮膚科での治療をお勧めします。
ただし、1.2.3のイボはイボに対する自己免疫を獲得すると自然に治りますが、いつ自己免疫を獲得できるのかははっきりしていません。