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2010年04月03日

しみ、しわ、たるみなどの加齢による変化の総合治療パート2

 ご存じのように20代をすぎると少しずつ肌は加齢による変化がおきてきます。30代、40代、50代、60代と年齢を重ねるにつれ、いろいろな皮膚の変化がおきてきます。face02
 ではどのような変化があるのでしょうか?
1.加齢性腫瘍の出現
老人性いぼ(脂漏性角化症)、老人性脂腺増殖症、老人性血管腫(ルビー血管腫)など
2.しみ(色素斑)の出現
老人性色素斑、肝斑、遅発性太田母斑などに加え、皮膚の生まれ変わりの速度が低下することにより、色素むら、黄ばみなどが目立ちだします。
3.しわの出現
 眉間、目じり、額に表情じわが、鼻唇溝部などに皮膚のたるみによるしわが出現してきます。また、皮脂の分泌が減り、乾燥しやすくなることによるちりめんじわなどが目立ちだします。
4.上まぶたのたるみ(老人性眼瞼下垂)、下眼瞼のふくらみ
 年齢ととにまぶたの下垂が進み、重瞼のラインが浅くなったりします。下まぶたも同様で眼窩脂肪が皮膚側に脱出し、たるんだ印象になります。
5.その他
 赤ら顔(酒さ)などは30代から人によっては症状が少しずつおき、更年期に顕著になる傾向があります。

icon76このような変化は人間的な味わいを与えてくれ、決して悪いものではないですが、やはり目立ちすぎると実年齢よりふけた印象をあたえ、気になってしまうものです。
icon98今回からは数回にわたり上記のような変化をどのように改善すればよいか、症例をみながら勉強してみましょう。
Q.では、このケースは

老人性色素斑、治療はQスイッチレーザーなど
老人性いぼ、治療は炭酸ガスレーザーなどによる焼灼
icon76総合治療:このケースは上記の老人性色素斑や老人性いぼにレーザー治療を行った後に全体的なくすみにトレチノイン、ハイドロキノン治療(オバジニューダームシステム)などの治療を行って仕上げるとよいでしょう。
Q.ケース2

老人性いぼ
老人性色素斑
肝斑、治療はトランサミン内服など
icon76総合的治療:ケース2は肝斑に対するトランサミンの内服をしつつ、上記の老人性いぼや老人性色素斑に対しレーザー治療を行います。
Q.ケース3

老人性色素斑
炎症後色素沈着(一部に色素が真皮の深い部分にまで存在)、治療はトレチノイン、ハイドロキノン治療など
icon76総合治療:まず、老人性色素斑などにレーザー治療を行い、オバジニューダームシステムなどの外用治療を行います。目じりのしわに関してはボトックス注射、コラーゲン注入などを行います。
  


Posted by yoshiko at 20:52