2007年07月25日

美白剤(ハイドロキノンなど)

今日は美白外用薬についてです。face02

トレチノインについては前回お話したので、該当ブログを読んでくださいね。face02
トレチノイン以外では、


1.ハイドロキノン

 しみを作る細胞であるメラニン細胞の破壊、チロシナーゼ活性阻害作用などにより美白効果を発揮します。
 美白作用は強いのですが、人によっては刺激症状を起こす方がいますので、4日間ぐらい外用して、かゆみ、赤味、腫れなどの刺激症状がある方は使用を中止しないといけません。また、ずっと使用していて大丈夫でも、刺激症状が現れた場合は使用を中止します。
当院ではオバジニューダームシステムの一部のクリア(小分けもあり)、4%ハイドロキノン軟膏(5%ビタミンC入り)、常温でも保存可能な4%ハイドロキノン美容液を取り扱っています。
 写真は右から、クリア、ハイドロキノン軟膏、ハイドロキノン美容液です。美白剤(ハイドロキノンなど)

2.ビタミンC誘導体

 イオン導入に使用されることが多いのですが、メラニンの合成を抑制することによる美白効果、真皮マトリックス成分の増加による皮膚のはりの改善、ニキビ改善、ニキビ後色素沈着の改善にも効果的です
美白剤(ハイドロキノンなど)
 また、油溶性ビタミンC誘導体は、ビタミンCの作用が塗った後でもしばらく持続します。当院では油溶性ビタミンC誘導体10%配合の美容クリーム、セルニュークリームC10を扱っています。セラミドも配合されているので保湿効果も十分です美白剤(ハイドロキノンなど)

3.ルシノール

 チロシナーゼ活性阻害作用などがあり、0.3%ルシノール配合美容液は、紫外線色素沈着に対し予防効果もあり、色素沈着消退促進作用もあるとされています。肝班にも有用です。
当院での該当商品はルビパールホワイトイングエッセンスNです。美白剤(ハイドロキノンなど)

4.その他
アルブチン、コウジ酸、酵母エキス、カミツレエキスなど




Posted by yoshiko at 15:18