2007年09月25日

かぶれ

医学的には接触性皮膚炎と言います。
いろいろな物質に皮膚が接触し、接触した部位に限局して湿疹ができます。
湿疹は、発赤、丘疹、水疱、じくじく、かさぶた、皮向け、亀裂などいろいろな形態をとります。
これから数回にわたり、いろいろな部位のかぶれについてお話しますね。

今日は手のかぶれ(手湿疹)についてです。
かぶれ
起こしやすい人:
職業的に手洗いをよくする人、主婦、紙を触る人、美容師さんなどによくみられます。

原因物質:
主婦の場合;洗剤、石鹸、漂白剤、植物など
美容師さんの場合:シャンプー、リンス液、毛染め液など
調理師さんなどの場合:洗剤、ゴム手袋など
事務の方の場合:紙、段ボールなど
医療関係者:ゴム手袋、ゴム手袋の粉、医薬品(薬剤師さん)など
このほかにも革製品、染料、金属などあらゆるものが、かぶれを起こす原因となります。

治療 
原因物質を見極め、接触しないようにすることです
なるべく皮膚が直接刺激物質に触れないよう、日頃の生活およびスキンケアを工夫しましょう。
 おきてしまった炎症、湿疹に対しては、ステロイドの外用薬を使用し、じくじくしている時は、亜鉛華軟膏をステロイドの上から外用すると治りを早めます。かゆみに対しては必要ならば、抗ヒスタミン剤の内服をします。
 いずれにせよ、悪化する前に皮膚科を受診しましょうicon67








Posted by yoshiko at 22:54