スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2009年07月28日

さてこの腫瘍は何でしょう?

今日は皮膚のいろいろなできもの(よく見かける腫瘍)のクイズです。
icon79これは何でしょう?

A.加齢性のイボ(脂漏性角化症)です。
治療:炭酸ガスレーザーによる焼灼などを行います。
icon79これは何でしょう?

A.ウイルス性のイボ(尋常性イボ)です。
治療:液体窒素などによる冷凍凝固などの治療を行います。
icon79これは何でしょう?

A.ほくろ(色素性母斑)です。
治療:切除術や炭酸ガスレーザーによる切除を行います。治療法の適応は、ほくろの性状により選択されます。
icon79これは何でしょう?

A.稗粒腫です
治療:針や炭酸ガスレーザーで穴を開け圧出します。
icon79これは何でしょう?

A.老人性脂腺増殖症です。
治療:炭酸ガスレーザーで焼灼などを行います。
icon79これは何でしょう?

A.粉瘤(別名アテローム)です。
治療:化膿していれば、切開し膿を出します。化膿していない場合は、摘出術を行います。
icon79これは何でしょう?

A.軟性線維腫です。
治療:切除術を行います。
icon79これは何でしょう?

A.ケロイドです。
治療:ケナコルトなどのステロイドの局所注射などを行います。

*皮膚にできる腫瘍は他にも様々です。気になる場合、急に大きくなる場合、痛みをを伴う場合などは早めに皮膚科、形成外科などを受診されてくださいね。face02
  


Posted by yoshiko at 14:52

2009年07月17日

基本的な皮膚外用薬の使い方

 icon98基本的には医師の指示に従って使用しますが、今日は、皮膚科で処方する2つの代表的な外用薬の使用方法についてお話します。
1.抗真菌剤

 一日1回の使用で良いものと、2回使用する外用薬とがあります処方された際に指示された回数を守って使用してください。一日1回のものは入浴後に使用するのをお勧めします。基剤としては、クリームタイプが一番使用頻度が多いのですが、ローションタイプや軟膏タイプもあります。また、足白癬(水虫)の場合症状が良くなっても、最低3か月~半年ぐらいは使用を続けないと、高温多湿の環境が整うと再発することが多いですので根気強く治療を行ってください。
2.ステロイド剤:

 ステロイドは強さによりランクがあります使用する部位によりステロイドの吸収率に差がありますので、症状、部位などにより医師が判断し処方しています。例えば、顔や頸、陰部などの皮膚がうすく吸収の良い部位は弱いランクのもの、下腿や手掌、足底など吸収が悪い部位には強いランクのものなどを使用します。
 また、基剤には軟膏やクリーム、ローションとあります。亀裂がある時やじくじくしている時には軟膏基剤の方が刺激が少ないですし、夏場汗をかいたり、べとべとするのが好まれない時にはクリーム基剤のものを使用します。また、頭部の場合は毛髪があるのでローションを使用することが多いですが、傷があるとしみやすく、必要以上につけすぎることがありますので気をつけてください。
 また、症状により、ステロイド剤単独ではなく、保湿剤や角質溶解剤や亜鉛華軟膏などと混ぜて処方することもあります。
 使用回数は一日1回~3回程度ですが、医師の指示どおりに使用してください使用量は皮膚の状態によっても異なりますが、指の第一関節までのチューブ軟膏で手のひら2枚分ほど外用するのが目安です。塗りすぎた分はティッシュなどで優しく抑え拭きしましょう。

副作用について
 ステロイド外用薬は危険との誤った認識がありますが、適切な強さのものを適切な量、適切な期間使用するのは問題ありません。ただ、漫然と顔面にステロイドを使用したりすると、場合によっては酒さ様皮膚炎を引き起こしたりすることがありますので気をつけてください。
 また、ステロイドで色素沈着になるのではなく、皮膚の炎症を治療をせずに放置したり、繰り返し皮膚炎をおこすと炎症後色素沈着になることがありますので、早めに適切な治療をしましょう。  


Posted by yoshiko at 10:23

2009年07月06日

夏に向けた肌対策(夏に多い皮膚疾患の予防対策のために)

1.紫外線はきちんと防御しましょう。→怠ると日光皮膚炎(やけどのような状態)になったり、後からしみ(老人性色素斑、雀卵班、肝班など)、しわの原因となります。

icon76なってしまった場合:日光皮膚炎の場合は早めに病院で治療しましょう。しみ、しわは気になるなら秋頃、病院で積極的に治療しましょう。
2.汗はこまめに優しく拭きましょう。→怠ると湿疹の悪化、あせも(汗疹)、とびひなどの原因となります。

保冷剤をバックのなかにしのばせて、汗をかきそうな状況では上手にクールダウンするのもよいでしょう。
icon76なってしまった場合:病院で適切な治療を受けましょう。
3.発汗性の悪い衣類、靴は控えましょう。→怠ると背中や胸にニキビ(マラセチア毛包炎)やでん風(胸や背中で真菌(マラセチア)が繁殖したことによる病変)、白癬の原因となります。

アトピー性皮膚炎などの湿疹を悪化させることもあります。
合成の素材はスポーツ用などで発汗性を工夫されていないと蒸れやすいので気をつけましょう。ストッキングも要注意です。できれば、木綿、シルクなどが発汗性はよいです。
icon76なってしまった場合:病院で検査を行い、適切な治療を受けましょう。
4.金属はなるべく肌に直接つかないように気をつけましょう。→ジーンズのホックの裏側、ピアス、ネックレスの金属などが汗で溶け出して、かぶれを起こすことがあります。

ジーンズの場合は下着を間にはさむなどして直接触れないようにしましょう。汗をひどくかく時は貴金属の使用を控え目にしましょう。
icon76成ってしまった場合:原因となっているものの使用をやめましょう。ピアスの場合は穴が閉じてしまう前に早めに病院を受診しましょう。かぶれの場合も病院で早めに治療してもらいましょう。
5.野山、海でのレージャーの際は肌の露出を控え目にし、虫よけスプレーなどで対策をしましょう。→怠るとカやブユ、アブ、蜂などの被害にあうことがあります。
icon76成ってしまった場合:症状がひどい場合は早めに受診しましょう。蜂にさされた場合は念のため診察を受けられることをお勧めします。
6.その他
  


Posted by yoshiko at 11:24