2010年01月19日
顔しみ、腫瘍の総合治療
今日は顔の腫瘍(できもの)、しみが混在している場合、どのように判断し、治療法を選択するかについてお話します。
顔によくみられる腫瘍、しみには以下のようなものがあります。
1.イボ(尋常性イボ)
2.脂漏性角化症(老人性イボ)
3.汗管腫
4.ひ粒腫
5.老人性脂腺増殖症
6.老人性色素斑
7.肝斑
8.遅発性太田母斑
9.雀卵斑(そばかす)
10.その他
では、この写真をみてください。

この写真の皮膚はどの様な状態でしょうか?
この写真の皮膚には、A.脂漏性角化症(老人性イボ)、B.老人性色素斑などが混在しています。
A
B
治療:Aは炭酸ガスレーザーによる焼灼を、BはQスイッチレーザーによる治療をおこないます。仕上げにトレチノイン、ハイドロキノンの外用治療をするのも薄いしみやくすみを改善し、効果的です。
次にこれはどうでしょうか?

この写真には主に脂漏性角化症(老人性イボ)が存在します。AもBも見かけは異なりますが、同じ脂漏性角化症です。
A
B
治療:いずれに対しても、炭酸ガスレーザーで浅く焼灼します。
この写真はどうでしょう?

この写真には、A.汗管腫、B.色素性母斑(ほくろ)などが存在します。
A
B
治療:Aに対しては、炭酸ガスレーザーによる治療を、Bに関しては、メスによる切除か炭酸ガスレーザーによる治療を行います。
このように、人それぞれ持っている腫瘍もしみも異なります。組み合わせも様々なのです。顔のできものやしみを治療し、すっきり若々しい肌に近づくには、専門の医師に相談され、どの点(できもの、しみ)をどこまで改善したいかにより、効率的な治療計画を立てましょう。
顔によくみられる腫瘍、しみには以下のようなものがあります。
1.イボ(尋常性イボ)
2.脂漏性角化症(老人性イボ)
3.汗管腫
4.ひ粒腫
5.老人性脂腺増殖症
6.老人性色素斑
7.肝斑
8.遅発性太田母斑
9.雀卵斑(そばかす)
10.その他


この写真の皮膚はどの様な状態でしょうか?

A

B

治療:Aは炭酸ガスレーザーによる焼灼を、BはQスイッチレーザーによる治療をおこないます。仕上げにトレチノイン、ハイドロキノンの外用治療をするのも薄いしみやくすみを改善し、効果的です。



A

B

治療:いずれに対しても、炭酸ガスレーザーで浅く焼灼します。



A

B

治療:Aに対しては、炭酸ガスレーザーによる治療を、Bに関しては、メスによる切除か炭酸ガスレーザーによる治療を行います。

Posted by yoshiko at
20:47
2010年01月06日
冬場の乾燥対策(スキンケア)
今日は冬場の乾燥対策についてお話します。
冬場は湿度の低下、暖房、長風呂などでとかく乾燥しがちです。乾燥を放置していると、次第に乾燥が進行し、皮膚炎になることがあります。早めの対策を行いましょう。
また、湿疹になってしまった場合は自己判断せずに早めに皮膚科を受診しましょう。
乾燥対策
1.洗いすぎないようにしましょう。
乾燥している部分には石鹸、洗顔剤、ボディソープなどを使用しないようにしましょう。
2.保護をしましょう。
濡らす前にワセリンなどで保護をしましょう。手の乾燥がひどい場合は、ワセリンを外用した後ビニールの手袋などで保護した上で、炊事、洗濯、入浴(手を濡らす作業)などを行うと良いでしょう。
頭皮の場合は洗髪30分~1時間ぐらい前にオリーブオイル、ツバキ油などを頭皮に塗っておくと効果的です。洗髪前には軽くブラッシングしましょう。
3.保湿をしましょう。

ヒルドイドソフト、ヒルドイドローション、パスタロン20ソフト、セラミドクリームなどの保湿剤で保湿しましょう。洗ったり濡らした後、すぐに保湿が効果的です。
手足の乾燥で湿疹化していない場合は、保湿剤を外用後サランラップなどで密封ししばらく置くのも良いでしょう。(ただし、顔にはしないでください。)

4.乾燥がひどい時には入浴を控えましょう。
入浴により皮脂膜がさらにとれてしまいます。湯船につからないのみならず、シャワーなども控え目にしましょう。もちろん石鹸の使用は控えましょう。入浴後はすぐに保湿剤を外用しましょう。

5.暖房は控えめに。
暖房により更に乾燥が進行します。加湿器などを使用し、湿度が極端に低下しないように気をつけましょう。
6.湿疹化した場合は早めに治療を受けましょう。
予防するのが一番ですが、湿疹まで進行してしまった場合は、早めに皮膚科を受診して治療してくださいね。

冬場は湿度の低下、暖房、長風呂などでとかく乾燥しがちです。乾燥を放置していると、次第に乾燥が進行し、皮膚炎になることがあります。早めの対策を行いましょう。
また、湿疹になってしまった場合は自己判断せずに早めに皮膚科を受診しましょう。
乾燥対策
1.洗いすぎないようにしましょう。
乾燥している部分には石鹸、洗顔剤、ボディソープなどを使用しないようにしましょう。
2.保護をしましょう。
濡らす前にワセリンなどで保護をしましょう。手の乾燥がひどい場合は、ワセリンを外用した後ビニールの手袋などで保護した上で、炊事、洗濯、入浴(手を濡らす作業)などを行うと良いでしょう。
頭皮の場合は洗髪30分~1時間ぐらい前にオリーブオイル、ツバキ油などを頭皮に塗っておくと効果的です。洗髪前には軽くブラッシングしましょう。
3.保湿をしましょう。
ヒルドイドソフト、ヒルドイドローション、パスタロン20ソフト、セラミドクリームなどの保湿剤で保湿しましょう。洗ったり濡らした後、すぐに保湿が効果的です。
手足の乾燥で湿疹化していない場合は、保湿剤を外用後サランラップなどで密封ししばらく置くのも良いでしょう。(ただし、顔にはしないでください。)
4.乾燥がひどい時には入浴を控えましょう。
入浴により皮脂膜がさらにとれてしまいます。湯船につからないのみならず、シャワーなども控え目にしましょう。もちろん石鹸の使用は控えましょう。入浴後はすぐに保湿剤を外用しましょう。
5.暖房は控えめに。
暖房により更に乾燥が進行します。加湿器などを使用し、湿度が極端に低下しないように気をつけましょう。
6.湿疹化した場合は早めに治療を受けましょう。
予防するのが一番ですが、湿疹まで進行してしまった場合は、早めに皮膚科を受診して治療してくださいね。
Posted by yoshiko at
10:44