2009年08月26日
眼のまわりのいろいろな病変
今回から数回にわたり、顔面の部位別にできやすい腫瘍、湿疹を紹介しましょう。
今日は眼のまわりの病変です。
まずはできものです。
1.いぼ

老人性が多いですが、ウイルス性いぼの場合もあります。
治療:CO2レーザーで焼灼します。
2.稗粒腫

白い硬い腫瘍で内容物がつまっています。
治療:針やCO2レーザーで穴をあけて内容物を圧出します。
3.汗管腫

稗粒腫と似ているのですが、内容物を圧出することはできません。
治療:CO2レーザーで数回焼灼します。
4.石灰化上皮腫

治療:切除術を行います。
5.黄色腫
高脂血症の方に多いですが、コレステロール値が正常の方にもできることがあります。
治療:コレステロール値を下げるための内服に加え、切除術などを行います。
6.霰粒腫

皮下に誤って分泌された脂質に対する異物反応と考えられていますが、基本的には炎症による慢性肉芽腫です。
治療:摘出術、ステロイドの局所注入などがあります。
7.その他
次に、皮膚炎です。
1.かぶれ

アイメークに関する化粧品、ビューラー、まつげパーマ、眼薬(点眼薬)などによる接触性皮膚炎です。赤くなり痒みを伴います。
治療:まず、原因物質の使用を止めることです。加えて、瞼を刺激しないようなスキンケア及び、弱いステロイド外用薬などで治療します。
2.アレルギー性の皮膚炎(花粉症など)

アレルギー体質で、スギやひのき、ブタクサ、稲科植物、よもぎなどが飛散する季節に痒みなどの症状で発症します。

治療:アレルギー検査を行います。抗ヒスタミン剤などの内服や湿疹に準じた外用治療、スキンケアを行います。
3.その他

今日は眼のまわりの病変です。

1.いぼ

老人性が多いですが、ウイルス性いぼの場合もあります。
治療:CO2レーザーで焼灼します。
2.稗粒腫
白い硬い腫瘍で内容物がつまっています。
治療:針やCO2レーザーで穴をあけて内容物を圧出します。
3.汗管腫
稗粒腫と似ているのですが、内容物を圧出することはできません。
治療:CO2レーザーで数回焼灼します。
4.石灰化上皮腫
治療:切除術を行います。
5.黄色腫
高脂血症の方に多いですが、コレステロール値が正常の方にもできることがあります。
治療:コレステロール値を下げるための内服に加え、切除術などを行います。
6.霰粒腫

皮下に誤って分泌された脂質に対する異物反応と考えられていますが、基本的には炎症による慢性肉芽腫です。
治療:摘出術、ステロイドの局所注入などがあります。
7.その他
次に、皮膚炎です。
1.かぶれ
アイメークに関する化粧品、ビューラー、まつげパーマ、眼薬(点眼薬)などによる接触性皮膚炎です。赤くなり痒みを伴います。
治療:まず、原因物質の使用を止めることです。加えて、瞼を刺激しないようなスキンケア及び、弱いステロイド外用薬などで治療します。
2.アレルギー性の皮膚炎(花粉症など)
アレルギー体質で、スギやひのき、ブタクサ、稲科植物、よもぎなどが飛散する季節に痒みなどの症状で発症します。
治療:アレルギー検査を行います。抗ヒスタミン剤などの内服や湿疹に準じた外用治療、スキンケアを行います。
3.その他
Posted by yoshiko at
11:16
2009年08月19日
さてこのしみ、あざは何でしょう?
今日はしみ、あざのいろいろについてです。
さて、これは何でしょう?

A.老人性色素斑です。
治療:Qスイッチレーザー、トレチノイン、ハイドロキノン外用治療などを行います。

さて、これは何でしょう?

A.肝班です。
治療:トランサミンの内服、ハイドロキノンの外用などを行います。

さて、これは何でしょう?

A.そばかす(雀卵班)です。
治療:レーザー治療、トレチノイン、ハイドロキノン外用治療などを行います。

さて、これは何でしょう?

A.遅発性太田母斑です。
治療:Qスイッチレーザーを数回行います。

さて、これは何でしょう?

A.扁平母斑です。
治療:テストレーザーを行い、効果があるようならQスイッチレーザーを行います。トレチノイン、ハイドロキノン治療を併用することもあります。
さて、これは何でしょう?

A.表皮母斑です。
治療:炭酸ガスレーザー、切除などをおこないます。
さて、これは何でしょう?

A.色素性母斑です。
治療:切除術を行います。

さて、これは何でしょう?
A.老人性色素斑です。
治療:Qスイッチレーザー、トレチノイン、ハイドロキノン外用治療などを行います。
さて、これは何でしょう?
A.肝班です。
治療:トランサミンの内服、ハイドロキノンの外用などを行います。
さて、これは何でしょう?
A.そばかす(雀卵班)です。
治療:レーザー治療、トレチノイン、ハイドロキノン外用治療などを行います。
さて、これは何でしょう?

A.遅発性太田母斑です。
治療:Qスイッチレーザーを数回行います。

さて、これは何でしょう?
A.扁平母斑です。
治療:テストレーザーを行い、効果があるようならQスイッチレーザーを行います。トレチノイン、ハイドロキノン治療を併用することもあります。
さて、これは何でしょう?
A.表皮母斑です。
治療:炭酸ガスレーザー、切除などをおこないます。
さて、これは何でしょう?
A.色素性母斑です。
治療:切除術を行います。
Posted by yoshiko at
10:43
2009年08月05日
さてこの皮膚炎は何でしょう?

さて、これは何でしょう?
A.貨幣状湿疹です。
治療:ステロイド外用薬や亜鉛華軟膏外用に加え、抗生剤の内服をすることもあります。
これは何でしょう?
A.手湿疹です。
治療:ワセリン、ビニールの手袋による手の保護、ステロイドの外用などを行います。
これは何でしょう?
A.かぶれ(接触性皮膚炎)です。
治療:原因物質を除去し、ステロイドの外用などを行います。
これは何でしょう?
A.あせも(汗疹)です。
治療:汗をまめに拭きとり、亜鉛華粉をふり、炎症をおこしている時はステロイドの外用などを行います。
これは何でしょう?
A.蕁麻疹です。
治療:抗ヒスタミン剤などの内服を中心に行います。
これは何でしょう?
A.脂漏性皮膚炎です。
治療:皮膚に刺激を与えないスキンケアに加え、炎症が強い時はステロイド外用、落ち着いてきたら抗真菌薬の外用などを行います。
これは何でしょう?
A.多形紅班です。
治療:原因が特定できる場合は原因に対する治療、加えてステロイド外用、抗ヒスタミン剤などの内服を行います。
これは何でしょう?
A.結節性痒疹です。
治療:難治性ですが、ステロイド外用、ステロイド含有テープの使用、ステロイドの局注などを行います。
これは何でしょう?
A.ジベルばら色粃糠疹です。
治療:症状に応じてステロイド外用、抗ヒスタミン剤の外用などを行います。
皮膚炎と言っても皮疹の性状だけでなく、分布、年齢、発生状況などにより総合的に診断を行うものですので、治りが悪い場合は早めに皮膚科を受診されてくださいね。

Posted by yoshiko at
12:13