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2007年10月30日

ニキビ肌の化粧について

トラブル肌の化粧についてのパート2です。本日はにきび肌のお手入れについてです。
にきび肌のお手入れの基本は、過剰な皮脂を取り除き、清潔にすることですが、間違ったお手入れの方が、案外多いものです。


ニキビ肌の洗顔

・オイルクレンジングは、毛穴を塞いでしまうので、やめましょう!
・一番良いのは、ジェルタイプのクレンジング剤です。モイスチャーオイル配合などでないタイプを選んでください。
・クレンジングミルクや、クレンジングクリームも油性のクレンジングなので、必ず洗顔剤でダブルクレンジングしてください。
・石鹸、洗顔フォームはよく泡立てて使用しましょう。スクラブ洗顔など刺激になることはやめましょう。ごしごしではなく、丁寧に洗い、十分すすいでくださいね。

ニキビ肌の基礎化粧

化粧水を中心に保湿を行いましょう。ビタミンC入りのローションは皮脂の酸化を防ぎ、ニキビ肌には良いものです。
・乾燥している場合は、水溶性の保湿剤で保湿しましょう。油分ではなく、水分を補いましょう。
ニキビ肌で乾燥されている方の場合、アトピー性皮膚炎の患者さんなどを除けば、案外、皮脂の分泌は過剰で、水分は足りていないケースが多いものです。
・クリーム、乳液は油分が多いのでなるべく控え、化粧水中心の保湿にしましょう。
・ただし、まぶた、唇にはニキビはできないので、クリームなどをどうしても使用したい場合は、これらの部位の使用は可能です。

ニキビ肌の化粧

・リキッドファンデーション、メイクアップベース、コンシーラなど油分の多い下地の使用はやめましょう。代わりに、日焼け止めで、低刺激かつノンコメドジェニックタイプ(ニキビを生じにくいタイプ)のものを、下地代わりに使用されるのがお勧めです。
・パウダーファンデーション、プレストタイプは使用されてよいです。
薄化粧をこころがけ、ニキビの赤味を目立たなくすることを目標にしましょう。
・アイメーク、口紅にポイントを持っていき、他の部位はあっさりメークにしてくださいね。
・にきび用の化粧品が好ましいのですが、にきび用の化粧品でも自分の目で内容成分を確認され、使用によりニキビが増えるようであれば、使用をやめましょう

以上の点に気をつけて、皮膚科での治療などと並行しながら、楽しく前向きに過ごされてくださいね。face02
化粧に関してわからないことがあれば、皮膚科で相談に乗ってくれるクリニックもありますので、受診されてみてください。


  


Posted by yoshiko at 14:56

2007年10月27日

トラブル肌の化粧について

肌があれてしまった!でも化粧はしたい。と思うのは女心ですよねface02
今日はそんな時、何に気をつけて化粧をすればよいかお話します。

第1段はかぶれた場合についてです


1.まず、原因となった化粧品があれば、それは使用しないでください。長い間使用して大丈夫であったものでも、感作をうけて体が異物だとみなし始めたら、その後は使用すればするほど、かぶれだします。

2.無香料、無着色で、防腐剤がなるべく入っていない商品がお勧めです。かぶれが治り、肌がもとの状態に戻ってから使用しましょう

3.初めての化粧品は必ず、首筋や腕などに3~4日試し塗りを行い、赤くなったり、かゆみがでたりなどの異常がないことを確認した上で、顔に使用しましょう。

4.使用する化粧品は必要最小限に絞り込みましょう。沢山の種類をつけるとそれだけお肌によいと思われがちですが、実はそうではありません。
化粧水を中心に考え、どうしても乾燥する季節には、プラス保湿剤(乳液またはクリームなど)程度にとどめ、むやみに何種類も使用しないほうが賢明です。
なぜなら、いろいろな商品を使用すればするほど、かぶれる(感作をうける)可能性が増えるからです。そして、自分にあった化粧品があれば、むやみに他の商品に変えたりしないことです。
しかしながら、ずっと大丈夫でも合わなくなることがありますので、ひりひり感やかゆみ、赤味などの異常が生じたらすぐに使用をやめることが大事です。

5.日焼け止めは、紫外線吸収剤が入っていないノンケミカルタイプがお勧めです

6.また、肌は人それぞれに異なりますので、コマーシャルや友達同士の会話をうのみにせず、自分の肌をよく観察して、自分にあったものを使用してくださいね。  


Posted by yoshiko at 18:46

2007年10月22日

やけど(熱傷)について

 皆さんも一度はやけどしたことがありませんか?
やけどは医学的には熱傷といいます。
やけどは深さにより1度、2度、3度熱傷と分けられます。

1度熱傷赤味、ひりひりした痛みのみで、水疱がない状態です。
2度熱傷水ぶくれ(水疱)ができ、痛みがあります。     
 2度熱傷にも浅い状態と深い状態があり、深いものは傷の治りも遅れます。
3度熱傷皮膚が白くなり、痛みがない状態です。

やけどをしたら:
 流水で冷やすか、氷、冷凍保冷剤を薄いガーゼにくるんで冷やしてください。ただし、冷やしすぎはかえってよくないので、注意してください。
 自己判断で軟膏を使用したり、民間療法をなさると、かえって傷の治りを遅らせますので、早めに病院(皮膚科または、形成外科)を受診されてください。


治り方、治療
1度熱傷:数日ぐらいで赤味が落ち着きます。
赤味が色素沈着になる場合もありますので、赤味が引くまで日焼けをしないようにしてください。ヒリヒリに関しては、ステロイドの外用を初期のみ短期間するとよいので、病院に相談してください。
2度熱傷2週間ぐらいで治りますが、皮膚科、形成外科を受診され、適切な処置を受けてください。自分で水疱をつぶしたり、不潔にしていると感染を起こし、やけどが深くなり治りが遅れます。
治った後は、色素沈着を起こしやすいので、遮光に気をつけてください。

3度熱傷深いので、必ず病院(皮膚科、形成外科)を受診されてくださいそのままでは組織が死んでいるので、傷んだ部分を切除した上での植皮が必要になることも多いです。植皮などをしない場合、治りには3週間以上かかります。

icon76尚、低温熱傷(湯たんぽ、ホッカイロなどの温熱剤を使用していてやけどしたもの)、バイクのマフラーなどによる熱傷は、意外に深度が深く、治りが悪いことが多いですので、病院での診察を早めにうけられてくださいね。また、糖尿病などの基礎疾患がある場合も傷の治りが遅れますので、診察を受けられた方がよいです。face01
       


Posted by yoshiko at 14:14

2007年10月13日

頭のかぶれ、ふけ

 今日は頭皮のトラブルについてお話します。




頭皮にかゆみ、赤味、ふけなどの症状がおきるのには、主に3つの原因があります。
1.アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患によるもの。
2.頭皮につけたものにかぶれた場合
 シャンプー、リンス、毛染め、整髪料、ヘアトニック、帽子など
3.脂漏性湿疹
 脂漏部位(頭、額、耳、腋など)にみられる湿疹で、マラセチアという皮膚にいる常在のカビの一種が皮脂を好み、増殖し、皮膚に炎症をおこすのが原因と言われています。頭皮では、ふけ、赤味を生じます。

 icon53どの原因によるかは皮膚科を受診され、頭皮の状態、湿疹の状態、病歴、アレルギー歴などから判断してもらってください。
icon76治療:
1.いずれのタイプでも、炎症が強い場合は、まずはステロイドの外用薬(主にローションタイプ)で、炎症を落ちつけます。
・シャンプーは低刺激のものでやさしく行い、十分すすいでください。リンスは使用を控えた方がよいかもしれません。洗いすぎは禁物です。湿疹がひどい時は、洗髪を控えた方が賢明です。
3.整髪料、ヘアトニックの使用も控えましょう。
4.かぶれの場合は、原因となった物の使用はやめましょう
5.脂漏性湿疹が原因の場合は、症状が落ち着いてきたら、ケトコナゾールという抗真菌薬のローションなどに切りかえます。ケトコナゾール入りのシャンプーも市販されています。
6.毛が細くなったり、ふけとともに抜け毛が目立ったりしますが、頭皮を正常な状態にもっていけば、これらの症状もすこしずつ改善してくるものです。
7.症状が改善してくるのには時間がかかることがありますが、根気づよく正しいスキンケアを続けましょう。
では、皆さんも健やかな頭皮を保ってくださいね。face02

   


Posted by yoshiko at 20:34

2007年10月06日

かぶれ(顔)

 いよいよかぶれのお話も第3段になりましたicon67
 
 今日は顔のかぶれについてです。
皆さんも一度くらいは肌がかぶれかけたり、肌あれしたことがあるのでは?
 
 軽いかぶれの状態では、ひりつき、軽度のかゆみ、軽い赤味、肌のカサツキ、皮向けなどの状態ですが、放置しておいたり、不適切な自己流のスキンケアなどを続けると、ひどくなり、じくじくして、汁がでたりします。


原因:基礎化粧品
    口紅、マスカラ、アイシャドー
    毛染め、シャンプー、リンス
    点眼薬、医薬品
    メガネ
    植物
    香水など
 * 中には、接触性のかぶれではなく、アレルギー体質(アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎)で症状が出ている方もいます。正確には、これはかぶれではありませんが、症状は同じ湿疹状態です。

治療
・こじらせる前に皮膚科を受診し、医師とともに原因を考えましょう。
原因がわかったら、原因となるものを肌につけるのをやめましょう。中には原因がわからないケースもあります。
・その上で、症状、部位に合った外用薬(顔用の弱いステロイド、ワセリン、亜鉛華軟膏、保湿剤など)を処方してもらってください。場合によっては、外用ではなく内服で様子をみることもあります。
icon76また、ステロイドを処方してもらった場合は、医師の指示に従い、適切な使い方をしてください。使用法を誤ると、酒さ様皮膚炎などが生じてしまう場合があります。

スキンケア
なるべく化粧は控えましょう。 
かぶれているところには、洗顔剤を使用しないでください。傷んだ肌には刺激的です。
・良かれと思って、乳液や、クリームなどの保湿化粧品を使用するとかえって悪化することが多いので、医師の指示を守り、必要最小限の基礎化粧品の使用にとどめましょう
・肌をなるべく休ませてあげましょう。
・このような時はパックなどもダメです。icon88
・ゆっくりし、バランスの良い生活を送ってください。
では、皆さん、健康で美しいお肌を保ってくださいね。face02


  


Posted by yoshiko at 20:12

2007年10月01日

かぶれ(パート2)

 今日は金属によるかぶれについてお話します。
ネックレスかぶれ、ベルトかぶれ、ピアスかぶれ、腕時計かぶれなど様々です。

icon76金属が接触していた部分に限局して、湿疹病変がみられます。
icon76原因となる金属はクロム、ニッケル、コバルトなどが多いのですが、最近では金のピアスでかぶれる人もいます。
ネックレスかぶれ

ベルトかぶれ

ピアスかぶれ

腕時計かぶれ


icon76夏場は、汗をかくことで、汗と金属が反応し、よりかぶれがおきやすいものです。
対策、治療:
 原因となる金属を、直接肌につけることはやめましょう
 ベルトなどの場合は、下着を間にきちんと着ましょう。ジーンズのウエスト部分の裏の金属も要注意です。
 ピアスは、かぶれが落ち着くまで、病院でプラスチックピアスに変えてもらうなどの処置をうけてください。
 なるべく早めに皮膚科に診せられて、適切な外用薬(ステロイドなど)を処方してもらってください。
悪化してからよりも、早めに診せた方が治りは早いものです

  


Posted by yoshiko at 22:19