2008年06月23日
皮膚腫瘍(体)
今日は体に比較的よくできる皮膚腫瘍(良性)についてお話します。
1.粉瘤
治療:切除、化膿している場合は切開し膿を出し、抗生物質を内服します。

2.軟線維腫
治療:炭酸ガスレーザー、はさみなどによる切除、茎が太い場合は切除術。

3.皮膚線維腫
治療:気になるようなら切除。

4.脂漏性角化症
治療:炭酸ガスレーザーによる焼灼など。

5.色素性母斑(ほくろ)
治療:主に切除術。

6.脂肪腫
治療:切除術。
7.ガングリオン(指の関節や、手の関節などにできます。)
治療:穿刺(注射器で内容物を吸います)。再発しやすいです。希望によっては摘出術を行います(再発することがあります)。

8.多発性毛包嚢腫
治療:穿刺や皮膚切開で内容物の圧出を行います。確定診断を得るために切除し病理検査をすることもあります。

9.石灰化上皮腫
治療:切除術。

10.ケロイド(体質によります。胸、肩、陰部が好発部位です。)
治療:ステロイド(ケナコルト)の局所注射など。

11.その他
診察しただけでは判断のつかない腫瘍もあります。そのような場合は切除して病理検査をおこなったり、画像検査を行う場合があります。
1.粉瘤
治療:切除、化膿している場合は切開し膿を出し、抗生物質を内服します。
2.軟線維腫
治療:炭酸ガスレーザー、はさみなどによる切除、茎が太い場合は切除術。
3.皮膚線維腫
治療:気になるようなら切除。
4.脂漏性角化症
治療:炭酸ガスレーザーによる焼灼など。
5.色素性母斑(ほくろ)
治療:主に切除術。
6.脂肪腫
治療:切除術。
7.ガングリオン(指の関節や、手の関節などにできます。)
治療:穿刺(注射器で内容物を吸います)。再発しやすいです。希望によっては摘出術を行います(再発することがあります)。
8.多発性毛包嚢腫
治療:穿刺や皮膚切開で内容物の圧出を行います。確定診断を得るために切除し病理検査をすることもあります。
9.石灰化上皮腫
治療:切除術。
10.ケロイド(体質によります。胸、肩、陰部が好発部位です。)
治療:ステロイド(ケナコルト)の局所注射など。
11.その他
診察しただけでは判断のつかない腫瘍もあります。そのような場合は切除して病理検査をおこなったり、画像検査を行う場合があります。
Posted by yoshiko at
12:01
2008年06月16日
皮膚腫瘍(顔)
皮膚のいろいろなできもの(腫瘍)
今日は、皮膚に比較的よくできるできもの(特に顔)について写真をお見せしましょう。
1.粉瘤(アテローム)
治療:切除、化膿したら切開し膿を出します。

2.稗粒腫
治療:針などで内容物を圧出します。

3.汗管腫
治療:炭酸ガスレーザーなどで、数回焼灼します。

4.脂漏性角化症(老人性イボ)
治療:炭酸ガスレーザーなどで、焼灼します。

5.尋常性イボ(ウイルス性イボ)
治療:炭酸ガスレーザーなどで、焼灼します。
液体窒素で冷凍し切除することもあります。

6.青年性扁平イボ
治療:炭酸ガスレーザーなどで、焼灼します。
ヨクイニン内服、トレチノイン外用などを行うこともあります。

7.老人性脂腺増殖症
治療:炭酸ガスレーザーなどで、焼灼します。切除することもあります。

8.色素性母斑(ほくろ)
治療:手術による切除、または炭酸ガスレーザーなどで、焼灼します。

9.石灰化上皮腫
治療:手術による切除。

10.黄色腫
治療:原因となる高脂血症にたいする内服治療。
手術による切除、炭酸ガスレーザーによる焼灼。

11.その他
今日は、皮膚に比較的よくできるできもの(特に顔)について写真をお見せしましょう。
1.粉瘤(アテローム)
治療:切除、化膿したら切開し膿を出します。
2.稗粒腫
治療:針などで内容物を圧出します。
3.汗管腫
治療:炭酸ガスレーザーなどで、数回焼灼します。
4.脂漏性角化症(老人性イボ)
治療:炭酸ガスレーザーなどで、焼灼します。
5.尋常性イボ(ウイルス性イボ)
治療:炭酸ガスレーザーなどで、焼灼します。
液体窒素で冷凍し切除することもあります。
6.青年性扁平イボ
治療:炭酸ガスレーザーなどで、焼灼します。
ヨクイニン内服、トレチノイン外用などを行うこともあります。
7.老人性脂腺増殖症
治療:炭酸ガスレーザーなどで、焼灼します。切除することもあります。
8.色素性母斑(ほくろ)
治療:手術による切除、または炭酸ガスレーザーなどで、焼灼します。
9.石灰化上皮腫
治療:手術による切除。
10.黄色腫
治療:原因となる高脂血症にたいする内服治療。
手術による切除、炭酸ガスレーザーによる焼灼。
11.その他
Posted by yoshiko at
22:10
2008年06月09日
毛虫皮膚炎(チャドクガ)
今日のお話は皮膚科のお話、毛虫皮膚炎です。
今年もこの皮膚炎の季節(6月、8~9月)がやってきました。この皮膚炎は、チャドクガの幼虫の毛が皮膚に付着することで生じます。
毛虫の幼虫は、お茶、山茶花、つばきの木の葉の裏などに集団でいます。
例えば、樹木の剪定作業、屋外に干した洗濯物などによりおきます。


皮膚科を受診しましょう。ステロイドの外用、かゆみが強い場合は抗ヒスタミン剤などの内服をします。
Posted by yoshiko at
14:31
2008年06月03日
トレチノイン、ハイドロキノン外用が効くしみ
今日はシミ取り治療の2本柱のうちの1つ、レーザーと並ぶ治療を紹介します。
トレチノインはビタミンAが主成分で、皮膚の生まれかわりの速度(ターンオーバー)を早め、浅いシミ取り効果(メラニンの排出 をうながす)、毛穴引締め効果(タイトニング効果)に加え、角質の詰まりを改善し、皮脂の分泌を調節する効果があります。
一方、ハイドロキノンはメラニンの合成を抑える作用があります。
これらの外用薬を併用することで、相乗効果(シミ取り効果が高まる)が期待できます。
トレチノイン、ハイドロキノンが効果的なしみは、
1.浅いしみ:肝斑、老人性色素斑、そばかす(雀卵斑)



2.くすみ:広範囲な顔の黄ばみ他
3.ニキビ後の色素沈着

4.外傷後の色素沈着)

5.レーザー後の色素沈着(しみ、イボのレーザー後一過性に生じた色素沈着)

6.しみのレーザー後部分的に残ったしみ

7.その他などです。
治療期間:おおよそ3か月程度です。しみの取れ方により、2か月~4か月程度の幅があります。
治療中の反応:治療始めの6週間程度は、皮膚のターンオーバーが促進されるため、皮がむけたり、赤味がでたり、多少の皮膚の刺激感を感じることがあります。このような反応はいずれ落ち着きますが、個人差があります。また、まれではありますが、外用薬に合わず使用を中止することもあります。なお、治療期間中お化粧は通常通りできます。
治療効果が期待できないしみ:
とても効果的な治療ですが、深いしみ(遅発性太田母斑様色素斑、太田母斑など)には効果がありません。

トレチノインはビタミンAが主成分で、皮膚の生まれかわりの速度(ターンオーバー)を早め、浅いシミ取り効果(メラニンの排出 をうながす)、毛穴引締め効果(タイトニング効果)に加え、角質の詰まりを改善し、皮脂の分泌を調節する効果があります。
一方、ハイドロキノンはメラニンの合成を抑える作用があります。
これらの外用薬を併用することで、相乗効果(シミ取り効果が高まる)が期待できます。

1.浅いしみ:肝斑、老人性色素斑、そばかす(雀卵斑)
2.くすみ:広範囲な顔の黄ばみ他
3.ニキビ後の色素沈着
4.外傷後の色素沈着)
5.レーザー後の色素沈着(しみ、イボのレーザー後一過性に生じた色素沈着)
6.しみのレーザー後部分的に残ったしみ
7.その他などです。



とても効果的な治療ですが、深いしみ(遅発性太田母斑様色素斑、太田母斑など)には効果がありません。
Posted by yoshiko at
11:56