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2009年10月13日

しみの総合的な治療(加齢による皮膚変化の総合的治療)

 そろそろ日差しも弱くなり、しみの治療を開始するにはよい季節となりました。face02
 今日はしみの総合的な治療についてお話します。
 しみと一口に言っても、老人性色素斑、そばかす、肝班、遅発性太田母斑など様々です。人によってどのしみがメインかも異なります。どれか1種類のしみしか存在しない場合は、そのしみに対する集中ケアを行えば効果的です。
1.しみの治療法(単独の場合)
老人性色素斑:Qスイッチレーザー治療もしくはトレチノイン、ハイドロキノン治療


 
そばかす:Qスイッチレーザー治療もしくはトレチノイン、ハイドロキノン外用治療
肝班:トランサミン内服、ハイドロキノン外用、イオン導入
遅発性太田母斑:Qスイッチレーザー

 しかし、いろいろなしみが混在している場合、しみだけでなく他の加齢性の皮膚変化も加わっている場合は、効率的かつ効果的に治療をすすめなければなりません。
2.いろいろなしみが混在している場合の治療法
 まずは治療効果のある浅いシミからアプローチします。その代表的なのが老人性色素斑です。

目立った老人性色素斑が存在する場合には、まずQスイッチレーザーで主だった色素斑を治療します。

 その後、残存した淡いしみやくすみに対し、トレチノイン、ハイドロキノン治療(オバジニューダームシステムなど)を行い、総合的にしみ、くすみ、肌のはり感を改善します。   
 
 この治療でも改善できないしみが、遅発性太田母斑などの真皮の深い部分に色素が存在するしみや、ほくろ(色素性母斑)、イボ(老人性イボ)です。
 遅発性太田母斑に対しては、Qスイッチレーザー(Q―YAGの場合1064nmで照射)での治療を行いますが、一過性にレーザー後の色素沈着などを起こすことが多いため、レーザー後も後療法として、トレチノイン、ハイドロキノン治療(オバジニューダームシステムなど)を引き続き行うことが多いものです。
 ほくろに関しては、小さなものに対しては炭酸ガスレーザーによる治療を、大きなものに対しては切除術などを検討します。
 イボに関しては、炭酸ガスレーザーによる焼灼治療が効果的です。


イボが目立っているケースの場合は、先にイボに対するレーザー治療を行い、その後淡いしみやくすみに対する仕上げとして、オバジニューダームシステムなどの外用治療を行う方が良いでしょう。
icon99しみが気になっているかたは、美容皮膚科や形成外科などに相談してみましょう。face02
  


Posted by yoshiko at 23:19