2008年01月16日

ビタミン(皮膚への働き)

今日からは、ビタミンについてお話します。
 まずは、第一段、ビタミンAについてです。
ビタミンAの働き
1.肌を乾燥から守りますicon51不足すると乾燥肌なります。
2.皮膚のターンオーバー(生まれ変わり)の調節icon51不足すると、角層が厚くなり、ざらざらした皮膚になります。
3.皮膚の抵抗力を高めますicon51眼や鼻、口、のどの粘膜をうるおいのある健康な状態に保ち、ウイルス、細菌の侵入から肌、粘膜を守ります。
4.抗酸化作用があります
icon88この他にも、ビタミンAの不足で、爪や毛髪がもろくなったり、夜盲症になったりします。
icon98一方、沢山摂取すればよいというわけでなく、ビタミンAは取りすぎると、脂溶性のため、体の中の脂肪に貯えられてしまい、脱毛などをみることがあります。また、妊娠中に大量に摂取すると、口蓋裂などの先天性異常などをおこすことがあります。
icon98 また、肝臓に貯えられたり、βカロチンなどは肝臓でビタミンAに変わるので肝臓が悪い方は、ビタミンAが利用しづらくなります
icon28ビタミンAが多く含まれている食物(動物性食品のみ):
レバー、ウナギ、卵、牛乳、バターicon53脂溶性なので脂肪性の食事が必要です。
ビタミン(皮膚への働き)
icon28βカロチンが含まれている食物(肝臓でビタミンAになる):
ニンジン、カボチャ、ホウレンソウなどの緑黄色野菜

icon99外用薬ではトレチノインがビタミンAが成分で、細胞のターンオーバーの速度を早め、浅いしみを薄くしたり、角質のつまりを改善したり、毛穴を引きしめたり、皮脂の分泌を調節したりします。そのため、肝班、そばかす、老人性色素班などのしみ、肌のくすみの治療や、ニキビ、ニキビ後の色素沈着、浅い陥凹変形の治療に使用したりします。また、レチノールとして、一般の美容クリーム、美容液の成分として含まれ、皮膚の乾燥や小じわなどの改善目的で使用されています。ビタミン(皮膚への働き)
 まだ、まだ寒い日が続きますが、寒さに対する抵抗力をビタミンAは高めてくれ、乾燥肌、肌あれによいので皆さんも是非、レバーやウナギなどをバランスよく食べてのりきってください。face02





Posted by yoshiko at 23:48